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THE ROOM

場所を決めるのは、あなたです。

ご自身で予約されるホテル、こちらからご提案するホテル、あるいはご自宅。会場が変えるのは、お見積もりの二行——部屋の費用と、移動の距離——だけです。ご連絡をいただく前に決めておく必要はありません。

プライベート・インクワイアリーへ

場所は三つあります。
そのどれもが「基本」ではありません。

ご自身で予約されるホテルのお部屋。ご希望の地域で、こちらがお選びするお部屋。あるいはご自宅。もうひとつ、「まだ決めていない」という答えもあります。ご連絡の時点では、それで完結した答えです。お問い合わせのフォームは、考え直してから出直すことを求めません。

このうちのどれかが「正式」で、ほかは妥協だと思われがちです。そうではありません。三つはそれぞれ質感の異なる時間であり、どれが合うかを決めるのは、費用とは関係のないことがらです。自分が出向きたいのか、迎えたいのか。終わったあとに自分の部屋にいることが安らぎなのか、その逆なのか。そして、帰り道にどれだけの距離を使いたいのか。

部屋には五つの種類があります。
それぞれ、実際はこうです。

シティホテルは、いちばん普通の答えで、たいていは正解です。フロントはどの時間の到着にも慣れていて、部屋は静かで、誰も二度見しません。ビジネスホテルは、同じ仕組みをもっと小さく、安くしたものです。部屋は狭く、壁は薄い。出張のときより、ここではその差が効きます。高級ホテルで買えるのは、広さと、よい浴室と、並ばずに済むロビーです。値段ほどには時間の中身を変えませんが、入っていくときの気持ちは変えます。それは、小さなことではありません。

サービスアパートメントは、いちばん話題にならず、いちばん合う方もいます。部屋ではなく住戸で、台所があり、扉が玄関のようにふるまいます。チェックインが人ではなく暗証番号であることも多く、大理石よりそちらを好まれる方もいます。

そして、ラブホテル。これはまったく別のもので、下に分けて書きました。使ったことのない方に、正直に説明してくれる人がほとんどいないからです。

ラブホテルについて、率直に。

日本の多くの女性が、一度も使ったことがなく、イメージだけをお持ちです。そしてそのイメージは、たいてい実物より悪いものです。実際には、時間単位または一泊で借りる部屋で、「二人が人目につきたくない」という前提から設計されています。その設計こそが本質で、その大部分は、あなたにとって有利に働きます。

部屋は人ではなく、入口の光るパネルから選びます。表示されている部屋が空室、消えている部屋が使用中です。支払いは多くの場合、機械か、終わりぎわのシャッター越しの小窓で行います。ですから、誰かの顔と自分の顔が合う瞬間が、そもそもないことが多いのです。廊下は、入る人と出る人が行き会わないように配されています。「休憩」は数時間の枠で、ふつうは二、三時間。「宿泊」は、決まった時刻からの一晩です。時間単位だからこそ、昼下がりや早い夕方なら、同じ部屋がシティホテルよりはっきり安くなります。

部屋は毎回の利用ごとに清掃されます。一晩に一度しか貸さないホテルより、その点は手が入っています。浴室は、値段から想像するより広く、良いことが多いです。内装は、落ち着いたものから、正直ばかばかしいものまで幅があります。選ぶ前に実際の部屋の写真を見られる——これはシティホテルにはない利点です。

実際的なことを二つ。ひとりで入ることはふつうで、止められることはありません。ただ、古い施設の一部には、二人連れを前提とした掲示が残っています。先に入っておきたいかどうかは、お知らせいただければ順序を逆にもできます。それから、多くは予約を受けません。部屋は、着いたときに光っているものがすべてです。ですから金曜の夜の繁華街では、シティホテルのほうが確実です。

これらは、ラブホテルが他より良いとも悪いとも意味しません。別の取引条件だ、というだけです。扉のところでの匿名性は高く、部屋の確実性は低く、そしてたいてい安い。パネルで選ぶ匿名性のほうが、受付で名前を言うよりずっと楽だと感じる方もいます。考えただけで落ち着かないという方もいて、それも、別のものを選ぶのに十分な理由です。

ご自身で予約される場合。
フロントで説明することは、何もありません。

ホテルにチェックインした方が、あとから訪問を受ける。どのホテルでも、どの夜にも起きていることで、取り立てて目を引くことではありません。フロントで説明を求められることはありませんし、こちらから説明することのほうが、かえって目立ちます。

お部屋が向いているかどうかは、豪華さではなく実際的なことで決まります。ほかの方と共有しないお部屋であること。気持ちよく使える浴室があること。荷物を置ける場所があること。そして、Do Not Disturbにしておける扉があること。それ以上のグレードは、時間の質をほとんど変えません。よいホテルの静かなスタンダードルームのほうが、エレベーターホールの人通りが多いフロアの上級のお部屋より、設えとして優れています。

ご予約はご自身のお名前で、ふだんの外泊と同じように。この時間のために、ホテルが何かを知っている必要はありません。お約束は、あなたとMoonlightのあいだのものであり、Moonlightと建物のあいだのものではありません。

こちらでお選びする場合。
建物ではなく、地域をお知らせください。

お選びになるのが煩わしければ、ご都合のよい地域——駅名、区名、市名——をお知らせください。予約の前に、適したお部屋をご提案します。確定の前に名前と費用をご覧いただけますし、理由をおっしゃらずにお断りいただけます。

探すのは、華やかさとは違うものです。静かなフロア。人の流れが集まらないエレベーターホール。どの時間の到着にも慣れているフロント。そして、住所が立派に見える場所ではなく、あなたの帰り道が短くなる場所。お部屋の費用はお見積もりに含め、実費のままでご案内します。上乗せはありません。

ご自宅の場合。
準備しておくことは、ありません。

ご自宅を選ばれる方の理由は、たいてい二つのどちらかです。終わったあとに移動したくない。あるいは、借りた部屋より自分の部屋のほうが自分らしくいられる。どちらもよい理由で、説明していただく必要はありません。

あらかじめ片づけたり、買い揃えたり、整えたりしていただくことはありません。実際的な問いはひとつだけ、お約束の時間のあいだ、邪魔が入らずにいられるかどうかです。それはお部屋についての問いではなく、あなたのその週についての問いです。

大宮を起点に、関東へ。

Moonlightは関東全域でお受けしており、もっとも通じているのは埼玉と東京です。埼玉は本拠地です。距離はさいたま市大宮を起点に測り、道路距離で10km以内は移動費がかかりません。東京は専門としている地域です。都区部は、遠征ではなく通常の一夜として伺える距離にあります。また、都心の深夜の交通は埼玉のそれとは事情が異なり、これは聞こえる以上に大きな違いです。

この二つ以外の関東は、公開している距離区分でご案内します。区分は大宮から道路距離で70kmまでです。それを超える場合、または宿泊や長時間の移動を要する場合は、架空の加算ではなく、実際の交通費・往復の時間・宿泊を踏まえて個別にお見積もりします。

距離は、大宮からお会いする場所までの道路距離で測ります。鉄道でも、地図上の直線でもありません。お問い合わせの段階では、駅名か市区名で十分です。どの区分に当たるかを知るために、住所をお伝えいただく必要はありません。

会場が変えるのは二行。
そのうちのひとつは、帰り道です。

どれをお選びになっても、動く数字は二つだけです。お部屋がある場合はその費用と、移動がどの距離区分に当たるか。移動の金額は往復分を含みます。帰りの移動にも実際の時間と費用が生じるためで、往路のなかに紛れ込ませれば、金額が実際より小さく見えるだけだからです。

お時間を選ばれる前に、ひとつだけ知っておいていただきたいことがあります。大宮周辺の公共交通機関は深夜0時を過ぎると止まります。そのため、終了が深夜になる夜は、一律の加算がつくのではなく、帰り方のかたちが変わります。罰則ではありませんし、見て見ぬふりもしません。ご相談のなかで一緒に確認し、お約束の前に、お時間とお帰りの道の両方にとって最も無理のない方法を見つけます。

読みもののお便り

週に二通。書いたもののなかから選んで、三篇と、一篇。売り込みはありません。

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