EN
メニュー

Cinema 月明かりの映画館

今ドキ! インド婚活事情

Indian Matchmaking

2020–2023リアリティインド、アメリカ

465作品の星図のなかで見る

ストーリー

結末まで書いています。

ムンバイの仲人シマ・タパリアと「柔軟に」「合わせて」「妥協して」。愛されもし、糾弾もされた。

ムンバイの結婚仲介人シマ・タパリアは、顧客から「シマおばさん」と呼ばれている。全八話の各シーズンで、彼女はインドとアメリカ、のちにはイギリスに暮らす南アジア系の独身者を何人か引き受ける。本人と両親の希望を聞き、観相術師や占星術師に意見を求め、ライフコーチのもとへ送り、合わせることと妥協することを説く。依頼人たちはデートを重ね、縁談を断り続ける者もいる。シーズンは、相手を見つけた人の姿で閉じていく。

第1シーズン(2020年)。ヒューストンの弁護士アパルナは何人もの候補と会うが、運命の相手には出会えない。ニュージャージーのイベントプランナー、ナディアはシカゴの弁護士シェカールと意気投合し、オースティンの進路カウンセラー、ヴィヤサルはラシと心を通わせる。対等な関係を求めるデリーの起業家アンキタは、独身のままシーズンを終える。ムンバイのアクシャイは、年内に結婚しろと迫る母のもとで七十件以上の縁談を断った末、ウダイプル出身のラーディカーとの婚約前の儀式に臨み、シーズンは幕を閉じる。

第2シーズン(2022年)。かつて縁談を断り続けたムンバイの宝飾デザイナー、プラデュマンは、盛大な式を挙げてアシマと結婚する。アパルナとナディアは再びデートに臨むが、恋には至らない。条件の長いリストを持つ製薬開発者ヴィラルは検眼医のアーシャイに惹かれ、選り好みのせいで家族を持つ機会を逃したと悩むシタルは、自力で医師のニーラジと出会う。クリーブランドの循環器医アルシュニールは歯科医のリンクルとデートを重ね、ムンバイ郊外の町に住むアクシャイ・ドゥマルは、破談の悪運を祓うため僧侶に儀式をしてもらう。

第3シーズン(2023年)。シマの仕事はロンドンにまで及び、つらい離婚を経た料理人プリヤはヴィムと出会う。ヴィラルはアーシャイの両親に会い、シタルとニーラジの仲は続いている。マイアミのアールティは、シマではなく出会い系アプリでジャマールと知り合い、最終話で彼から求婚される。

主な出演

  • シマ・タパリア本人

    ムンバイの結婚仲介人「シマおばさん」。インド、アメリカ、イギリスで南アジア系の独身者とその家族を引き受ける。

  • アパルナ・シェワクラマニ参加者

    はっきりした考えを持つヒューストンの弁護士。第1シーズンで何人もの候補と会い、第2シーズンにも独身のまま登場する。

  • ナディア・ジャゲサー参加者

    ニュージャージーで働くガイアナ出身のイベントプランナー。シェカール、次いでヴィシャールに望みをかけるが実らない。

  • プラデュマン・マールー参加者

    ムンバイの宝飾デザイナー。第1シーズンでは縁談を断り続け、第2シーズンで結婚する。

  • アクシャイ・ジャケテ参加者

    年内に結婚するよう母に迫られるムンバイの独身男性。そのシーズンは婚約前の儀式で終わる。

  • ヴィラル・ジョーシー参加者

    条件の長いリストを持つ仕事熱心な製薬開発者。第2シーズンでアーシャイに惹かれ、第3シーズンでは彼の両親に会う。

この作品が問いかけるもの

本作は、インドと海外の裕福な南アジア系家庭のお見合い結婚を、世界の配信視聴者の前に差し出した。2020年にはネットフリックスで最も観られた作品のひとつとなり、愛着と同じくらい反発も呼んだ。画面で語られる肌の色への偏見や階級意識、性別役割の固定観念、「カーストも身長も見なければ」というシマ・タパリアの言葉は批判を浴びた。ヤシカ・ダットはアトランティック誌で、番組は「似た背景」といった言い回しでカーストを見えなくしていると論じ、2020年には、ムスリムやキリスト教徒、ダリットのカップルがいないことも指摘された。制作者スムリティ・ムンドラは、南アジア系の家族に必要な対話のきっかけになればと語った。いま見返して最も雄弁なのは、合わせるよう求められる女性たちと、アパルナやアンキタのように、それを拒んだ女性たちの姿だ。