ナイナイのお見合い大作戦!
Nainai's Matchmaking Operation
ストーリー
結末まで書いています。
過疎地の独身男性と都会の女性の集団お見合い。結婚市場が地方政策になる。
『ナイナイのお見合い大作戦!』は、ナインティナインの岡村隆史と矢部浩之が司会を務めた東京放送系列の特別番組だ。ふたりの番組『もてもてナインティナイン』の人気コーナーから生まれ、その番組が2014年3月に終わったあと、2019年6月まで不定期に19回放送された。舞台は「嫁不足」に悩む男性たちの暮らす土地で、多くは農村や漁村。そこへ一般から公募した女性たちが出向き、お見合いをする。イベントでは、男女が一対一で話し、女性は気になる男性の家を訪ね、最終日にはフリータイムを経て告白の時間が来る。男性が前に進み出て想いを伝え、答えを待つ。現地ではお見合い世話役が進行を務め、ナインティナインとゲストのパネリストがスタジオで見守った。岡村が現地に先乗りし、男性参加者と面談する回もあった。
最後の放送となった2019年6月の回は、人気シリーズ「自衛隊の花嫁」の第4弾で、5月に沖縄で2日間にわたって開かれた。陸海空の自衛官40人と女性82人が参加した。男性の多くは寮で暮らしているため、自宅訪問の代わりに、男性をよく知る推薦人がブースで本人を売り込む「お見合いパビリオン」が設けられた。戦闘機のパイロットふたりは、同じ女性に想いを寄せてしまう。参加男性で最年少の21歳の陸上自衛官は、恋愛経験がない。第一印象で選んだのは、東京でタピオカを売る20歳の女性だったが、タピオカの説明を聞いてもさっぱりわからない。同じく恋愛経験のない23歳の航空自衛官も、彼女にアプローチする。最後のフリータイムの前、彼女は、一生懸命話を聞いてくれた最年少の彼が気になると初めて口にした。ところが彼はそのフリータイムで、医療事務の女性と偶然言葉を交わす。告白の時間、彼が想いを告げたのはその女性で、答えはイエスだった。タピオカの女性は、ライバルの告白を受け入れた。この日、25組のカップルが誕生した。
主な出演
この作品が問いかけるもの
『ナイナイのお見合い大作戦!』は、地方の嫁不足をゴールデンタイムの娯楽にした。妻を見つけられない農村や漁村の男性という題材が、夜7時、8時の全国放送に乗った。そして番組は、はっきりとは言わないまま、女性たちが何を引き受けるよう誘われているのかを問いかけていた。土地を、家族を、暮らし方を。その形式は、のちに続く恋愛番組と比べれば穏やかだ。一般の人々、家族の台所、芸人の冗談、受け入れられるか断られるかの告白。同時にそれは大規模な市場でもあり、一度の告白タイムで25組が生まれる。2019年の回は、いちばん本当の瞬間を偶然とらえた。恋愛経験のない若い自衛官が、最初に選んだ女性を逃し、予定になかった会話の中で別の相手を見つける。番組は、恋は段取りできると約束した。だが最良の場面が映すのは、段取りできないものの大きさだ。