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Cinema 月明かりの映画館

Veere Di Wedding

2018映画インド

465作品の星図のなかで見る

ストーリー

結末まで書いています。

デリーの4人の女友達と結婚式。スワラ・バスカーが1年間炎上したマスターベーションの場面。

カーリンディー、アヴニー、サークシー、ミーラーの四人は、デリーで過ごした少女時代からの親友だ。カーリンディーはいまオーストラリアで恋人リシャブと暮らしている。両親のけんかの絶えない家、母の死、すぐに再婚した父。結婚に身構えてきた彼女は、リシャブのためにプロポーズを受け入れる。アヴニーは離婚訴訟を専門とする弁護士で、母は次々に見合い相手を連れてくる。サークシーは泥沼の離婚のさなかにロンドンから実家へ戻り、酒とたばこに浸るばかりで、結婚が壊れた理由を語らない。ミーラーはシク教徒の父の反対を押し切ってアメリカ人のジョンと結婚し、息子を産んだが、それ以来父と口をきいていない。

結婚式のために四人はデリーに集まる。カーリンディーが身を寄せるのは、叔父クキとその恋人の男性の家だ。リシャブの温かい家族は、数々の儀式と盛大な式の計画で彼女を圧倒する。婚約披露の宴では何もかもがうまくいかない。キスしようとしたアヴニーを見合い相手は見限り、彼女は酔ってリシャブのいとこバンダーリーと寝てしまう。サークシーは噂好きのおばたちに追われるように会場を去る。まともな家族もいないくせに、とリシャブに言われたカーリンディーは、自分の婚約の席を飛び出す。翌日ふたりは仲直りし、穏やかに結婚を取りやめる。

サークシーは四人でタイへ旅に出る。そこで秘密が明かされる。夫はバイブレーターを使う彼女を見て離婚を言い出し、妻の浮気だと言いふらしたのだった。ミーラーは出産以来、ジョンと体を重ねていない。帰国した四人は、それぞれの家族に向き合う。真実を打ち明けたサークシーを、両親は支える。ミーラーはジョンと仲直りし、父も、自分の名をもらった孫に会いにやって来る。アヴニーは母に見合いはもうしないと告げ、バンダーリーとのデートを承知する。友人たちに背中を押されて、カーリンディーの父と叔父は長い確執に終止符を打ち、実家を彼女に譲る。カーリンディーは自分からリシャブにプロポーズし、ふたりは友人たちに見守られてその家で結婚する。

主な出演

  • カリーナ・カプールカーリンディー・プリー役

    争いの絶えない家で育った花嫁。愛する男との結婚を承知したものの、結婚が求めるものにおじけづく。

    カーリンディー・プリーの物語

    カーリンディーが育ったのは、少女時代の四人がいつも集まった家だ。両親はけんかが絶えず、母の死から数か月で父は再婚し、彼女はオーストラリアへ渡った。そこで恋人リシャブに求婚され、結婚に意味を感じないまま、彼のために承知する。デリーでは叔父クキとその恋人の家に身を寄せるが、リシャブの温かい家族は、儀式と千人を招く式の計画で彼女を圧倒する。婚約の席で、きみには家族がいないとリシャブに言われて飛び出し、翌日、結婚を取りやめる。タイから戻ると、友人たちが父と叔父を和解させる。父は、母とはけんかばかりでもふたりなりに愛し合っていたと語り、兄弟は実家を彼女に譲る。彼女は自分からリシャブに求婚し、ふたりはその家で結婚する。

  • ソーナム・カプールアヴニー・シャルマー役

    母に見合い結婚を迫られる離婚弁護士。自分の流儀で独りでいるほうがいいと決める。

    アヴニー・シャルマーの物語

    アヴニーは他人の離婚を毎日扱う弁護士で、母カヴィターは次々に見合い相手を連れてくる。学生時代は恋人こそ運命の人だと信じていたし、最近まで付き合っていた上司は妻子持ちだった。縁談のサイトで知り合ったのは、婚前契約を求める堅物の弁護士だ。キスしようとすると、彼は侮辱の言葉を残して去る。怒りと酔いにまかせて、彼女はリシャブの軽薄ないとこバンダーリーと寝てしまい、それを人に見られる。タイでは、それでも正しい相手と結婚したいのだと打ち明ける。帰国すると母に、見合いはもうしないと告げる。バンダーリーが母から電話番号を聞き出すと、彼女はデートを承知する。

  • スワラー・バースカルサークシー・ソーニー役

    仲間うちの反逆児。説明するのも恥ずかしい理由で離婚の途中にあり、実家に戻っている。

    サークシー・ソーニーの物語

    学生時代のサークシーは、プラハへ飛び出すつもりでいた。ところが、よく知りもしない男と結婚してロンドンで暮らし、完璧な主婦になれと言われ続けた末に、いまはデリーの実家に戻って酒とたばこに浸り、理由を語らない。両親が大金をかけた婚礼のあとで、近所は彼女が浮気をしたと噂している。婚約の宴でも、おばたちの陰口に追われて会場を去る。四人分のタイ旅行を手配したのはサークシーで、そこで彼女は真実を話す。最後のけんかのあと、早く帰宅した夫はバイブレーターを使う彼女を見て離婚を言い出し、妻が浮気したと触れ回ったのだった。帰国して打ち明けると、両親は笑って娘の味方になる。彼女は多額の和解金を勝ち取り、そのことをおばたちの耳にしっかり入れる。

  • シカー・タルサニアミーラー・スード役

    父の反対を押し切ってアメリカ人と結婚した若い母親。家族との和解を願っている。

    ミーラー・スードの物語

    学生時代のミーラーは、伝統を重んじるシク教徒の父に退屈な男と結婚させられると思い込んでいた。実際には、アメリカ人のジョンと父の反対を押し切って結婚し、以来、家族とは口をきかず、息子が生まれたことさえ知らせていない。ジョンは彼女のためにヒンディー語を学んでいる。カーリンディーの結婚式でデリーに来ると、家の宗教のことをあれこれ詮索される。タイでは、出産後の体に自信が持てず、ジョンと体を重ねていないと打ち明け、友人たちはきれいだと励ます。帰国するとジョンと仲直りし、ジョンが彼女の父に電話をかける。結婚式の日、父は孫へのおもちゃの車を手にやって来て、その子が自分の名をもらったことを知る。

  • スミート・ヴィヤースリシャブ・マルホートラ役

    カーリンディーを一途に想う恋人。彼女が望まない結婚を望み、婚礼好きの家族に囲まれている。

  • ニーナ・グプタカヴィター・シャルマー役

    アヴニーの母。成功した娘を、なんとしても嫁がせようとしている。

この作品が問いかけるもの

この映画は、酒を飲み、悪態をつき、性を語り、結婚より友情を優先する四人の女性を描いた娯楽色の強いヒンディー語映画だ。冗談の下にある問いは、結婚するために女性は自分をどこまで差し出さなければならないのか、ということ。批評家の多くは厳しく、何人かはデリー版『セックス・アンド・ザ・シティ』と呼んだ。一方で批評家バラドワージ・ランガンは、不完全な作品でも、女性が自慰をしてもいい、性を望んでもいい、結婚しなくてもいいと大勢の観客に伝える主流映画には意味があると論じた。サークシーがバイブレーターを使う場面はソーシャルメディアで賛否を呼び、2019年になっても荒らしがその場面を持ち出してスワラー・バースカルを攻撃した。パキスタンでは上映が禁止された。インドでは、女性が主役のヒンディー語映画として初日興行収入の記録をつくった。