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Cinema 月明かりの映画館

恋んトス

Koi n' Toss

2014–2023リアリティ日本

465作品の星図のなかで見る

ストーリー

結末まで書いています。

TBS深夜発の共同生活型恋リア。

『恋んトス』は、2014年7月に東京放送の深夜番組として始まり、のちに配信サービスのパラビやユーネクストへと舞台を移した恋愛バラエティだ。見知らぬ男女が期間限定で共同生活を送り、多くは見知らぬ土地でアルバイトをしながら過ごす。彼らを動かすのは1枚のコインだ。決められた場面で誰かがコインを投げ、出た面に書かれた指令は必ず実行しなければならない。デートも、外泊も、脱落の危機も、コインが決める。スタジオの司会は、第1シーズンからサバンナの高橋茂雄が務めている。

2017年7月から9月に放送されたシーズン6では、7人が夏の宮古島のゲストハウスで働いた。その中に、女優・有村架純の姉でグラビアアイドルの有村藍里がいた。いちばん人気のまゆは3人の男性から想いを寄せられ、モニカと衝突する。藍里には、大学生の健一と、書店でアルバイトをする龍之介が惹かれていく。島での生活の終わりに、コインが指令を下す。表を出した女性が指名した男性が、6時間以内に彼女をおんぶして20キロを完走できなければ、その女性は脱落する。表を出したのはモニカで、指名したのはユウだった。ユウは残り3.5キロで力尽き、去っていくモニカに、好きだったと伝えた。舞台は静岡の淡島に移り、メンバーは水族館で働く。前のシーズンに出ていたゆーかが加わる。健一は藍里に告白するが想いは届かず、ふたりは交換日記を始める。龍之介は最終日を待たずに番組を去った。

最終日、まゆはユウに好きだと告げる。ユウは、頭に浮かぶのはモニカだと答え、ふたりは握手を交わした。イルカの担当として働いてきた健一は、最後のイルカショーに出演し、藍里ひとりを客席に招いたうえで、もう一度告白する。藍里は、この生活が終わってもずっと一緒にいてほしいと答えた。1か月後もふたりの交際は続いていた。そして2017年11月、ふたりはそろって別れたことを報告した。

主な出演

  • 高橋茂雄司会

    お笑いコンビ・サバンナのひとり。第1シーズンからスタジオの司会として、コイントスの行方を見守る。

  • 中村アンスタジオ出演

    モデル、タレント。シーズン1から7までスタジオで恋の行方を見守った。

  • 有村藍里参加者

    グラビアアイドルで、有村架純の姉。ふたりの男性に想いを寄せられ、最後のイルカショーで健一の告白を受け入れる。

  • 北中健一参加者

    大学生。水族館でイルカを担当し、藍里と交換日記を続け、二度目の告白で想いを実らせる。

  • 宮澤佑参加者

    ユウ。パーソナルトレーナー。モニカを残すため20キロのおんぶに挑み、最終日にはまゆの告白を穏やかに断る。

この作品が問いかけるもの

『恋んトス』は、参加者の選択をコインに預ける。ふたりが外泊するかどうかも、誰かが残れるかどうかも、コインの面しだいだ。相性より先に偶然が舞台を決め、その舞台の上で相性が試される。番組はそのことを隠さない。借り物の場所で、期間限定のアルバイトをしながら、締め切りに追われて出会う。多くの若者の出会い方そのものだ。シーズン6のおんぶの挑戦は、この仕掛けの残酷さをはっきり見せた。いちばん本当の気持ちは、ゲームに負けたあとでようやく口にされた。恋愛番組がめったに立ち止まらない問いも残る。カメラの前で始まった関係は、それを見守った人々に何を負うのか。最終回から2か月足らずで、有村藍里は、あまりに早くこのような結果になってしまったと視聴者に謝った。コインは舞台を決める。だがシーズンのあとまでは決められない。