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Cinema 月明かりの映画館

ハートシグナル

Heart Signal

2017–2026リアリティ韓国

465作品の星図のなかで見る

ストーリー

結末まで書いています。

8人の男女がソウルの家で一か月暮らし、毎晩1通の匿名メッセージを送る。2018年には中国のテンセントがこのフォーマットを買い取った。

韓国のこの恋愛リアリティ番組では、独身の若い男女八人が、ソウルのシェアハウス「シグナルハウス」で一か月を過ごす。初日は職業も年齢も明かしてはならない。夕食は男女一組で作る。いくらでも気のあるそぶりはしていいが、告白できるのは最終日だけ。毎晩ひとりずつ、惹かれている相手に匿名のメッセージを一通送り、それは使いの者を通して届けられる。スタジオでは、ユン・ジョンシン、イ・サンミン、キム・イナらタレントや専門家の予測団が映像を見ながら、誰が誰に送ったのかを推理する。

もっともよく記録が残っているのは、2018年3月から6月に放送されたシーズン2だ。入居者は、マイクロソフトでマーケターとして働くオ・ヨンジュ、フィッティングモデルの経験がある学生イム・ヒョンジュ、俳優を目指すソン・ダウン、スタートアップを経営するチョン・ジェホ、韓医師のキム・ドギュン、公務員を目指すソウル大学出身のイ・ギュビン。二日目の夜には、それまで閉ざされていた部屋にシェフのキム・ヒョヌが入居し、途中からファッション事業家のキム・ジャンミが加わる。

ひと月の多くの夜、ヨンジュとヒョヌは互いにメッセージを送り合い、ふたりの物語がシーズンの中心になる。だがある夜、ヒョヌはヒョンジュに、ヨンジュはギュビンにメッセージを送り、ヒョヌはその後も最後まで、ふたりの女性のあいだで迷い続ける。ギュビンはヨンジュを選び続け、ドギュンはヒョンジュとジャンミのあいだで揺れる。ジェホとダウンは初日から惹かれ合うが、メッセージはいつも重なるわけではない。最終日、入居者はそれぞれ選んだ相手に一本だけ電話をかける。ヒョヌはヒョンジュに電話をかけ、ヒョンジュもヒョヌにかける。ジェホとダウンも互いを選ぶ。ヨンジュはヒョヌに、ギュビンはヨンジュに、ドギュンはヒョンジュに、ジャンミはドギュンに電話をかけるが、誰も選び返されない。五か月後を振り返る特別編では、ジェホとダウンは交際を続けているが、ヒョヌとヒョンジュはすでに別れていて、ヒョヌは姿を見せない。

主な出演

  • ユン・ジョンシンスタジオ出演

    多くのシーズンでスタジオの予測団を務め、入居者のしぐさから誰が誰にメッセージを送るかを推理する。

  • イ・サンミンスタジオ出演

    全五シーズンでスタジオの予測団を務め、ほかの出演者とともに入居者のメッセージを予想する。

  • キム・イナスタジオ出演

    全五シーズンでスタジオの予測団を務め、入居者の会話や沈黙を読み解く。

  • オ・ヨンジュ参加者

    マイクロソフトのマーケター。シーズン2でもっとも多くのメッセージを受け取り、最後にキム・ヒョヌを選ぶ。

  • キム・ヒョヌ参加者

    二日目の夜に入居したシェフ。シーズンの中心となる恋の片方を担い、最後にイム・ヒョンジュを選ぶ。

  • イム・ヒョンジュ参加者

    フィッティングモデルの経験がある学生。最後の電話でキム・ヒョヌを選び、彼にも選ばれる。

この作品が問いかけるもの

この番組は、恋愛番組を推理のゲームに変えた。視聴者もスタジオの予測団と同じように、視線や沈黙から誰が誰にメッセージを送ったのかを読み取り、他人の気持ちを言い当てる快感を味わう。シーズン2は十代から三十代に大きな人気を呼び、会社員だったオ・ヨンジュを広告に起用されるほどの有名人にした。代償もあった。ヨンジュは悪意あるコメントに泣いたと語り、キム・ヒョヌは最後の選択をめぐってネットで攻撃され、特別編に姿を見せなかった。台本があるのではという疑いもシーズン1からつきまとい、ヨンジュはそれを否定している。2018年、放送局はこのシーズンの版権を中国のテンセントに売った。残るのは、見ることそのものへの問いだ。若者たちの気持ちは、どこまで本人のもので、どこからが意味を決めつける視聴者のものだったのか。