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Cinema 月明かりの映画館

ミストレス〜女たちの秘密〜

Mistresses (Japan)

2019ドラマ・シリーズ日本

465作品の星図のなかで見る

ストーリー

結末まで書いています。

4人の女友達がそれぞれ抱える秘密。不倫、女性の恋人、患者との関係。

四人の女友達は、ときどき集まっては語り合い、それぞれに何かを隠している。自分のクリニックを持つ医師の柴崎香織は、既婚の建築家・木戸光一郎の愛人だった。その光一郎が自ら命を絶った。京都の大学で建築を学ぶ息子の貴志は、香織が父の愛人だったのではないかと疑う。香織はしらを切り通すが、貴志は執拗に彼女を追い、やがて香織は彼を受け入れてしまう。野口友美は、海外赴任中の事故で夫の俊哉が行方不明になってから、パン屋で働きながらひとりで娘を育てている。化粧品会社で働く原田冴子は、夫の悟史と子どもを望みながら、そのことで衝突を重ねている。フィットネスジムのトレーナー水島樹里は、恋愛をゲームのように楽しみ、婚約者の名字さえいつも言い間違える。

秘密はふくらんでいく。冴子は年下の同僚・坂口と関係を持つ。妊娠がわかると悟史は大喜びするが、冴子は友人たちに、父親は悟史ではないと打ち明ける。友美は毎日の無言電話に悩まされ、やがて幼い男の子を連れたミキという女が、亡き夫の愛人を名乗って保険金を分けろと迫る。外国の絵本の翻訳家でシングルファーザーの安岡は友美に心を寄せるが、友美は彼がまだ離婚していなかったと知って動揺する。そして、死んだはずの俊哉が生きていたことがわかる。樹里は生まれて初めて本気の恋をする。相手はレズビアンのスタイリスト・須藤玲で、ふたりはひそかに会うようになる。香織は貴志に、自分が父の愛人だったこと、そして父の死に関わっていたことを告げる。

最終回、香織は貴志の母・佳恵に自殺ほう助で訴えられ、警察の取り調べを受け、ネットでは中傷が広がる。香織は貴志に、光一郎から死ぬ手助けを頼まれたが、最後までそれはできなかったと打ち明ける。貴志は、あなたの言葉を信じますと言う。香織が、今でもあなたが好きと告げると、貴志はさよならと言い、ふたりはつないだ手をゆっくりと離す。香織はクリニックを閉め、旅に出る。友美は俊哉に別れを告げ、お金のないシングルマザーに逆戻りしても、安岡と手をつないで歩き出す。入院した冴子が離婚届を差し出すと、悟史は別れるなんて無理だと言い、坂口は大阪への異動を願い出る。玲に好きだと言われた樹里は、こんなのは嫌だと告げて別れを選び、友人たちは樹里の初めての失恋を祝う。

主な出演

  • 長谷川京子柴崎香織役

    内科・心療内科の医師。不倫関係にあった恋人が自ら命を絶ち、やがてその息子と恋に落ちる。

    柴崎香織の物語

    亡き父の愛人だったのではないかと問いに来た建築学生の貴志に、香織はしらを切り通す。それでも彼は何度も訪れ、香織はやがて彼を受け入れてしまう。ついに、自分が光一郎の愛人だったこと、そしてその死に関わっていたことを打ち明ける。最終回、貴志の母に自殺ほう助で訴えられ、警察の取り調べを受け、ネットでは中傷が広がる。最後に会った貴志に、光一郎から死に手を貸してほしいと頼まれたが、どうしてもできなかったと話すと、貴志は信じますと言う。今でもあなたが好きと告げ、ふたりはつないだ手をゆっくり離す。思い出の品を庭で燃やした香織は、クリニックを閉めて旅に出る。

  • 水野美紀野口友美役

    パン屋で働く母親。夫が海外で事故に遭って行方不明となり、娘をひとりで育てている。

    野口友美の物語

    無言電話に悩まされていた友美の前に、幼い男の子を連れたミキが現れ、夫・俊哉の愛人だったと名乗って保険金を分けろと迫る。絵本の翻訳家でシングルファーザーの安岡に心を寄せられるが、彼がまだ離婚していなかったと知って動揺する。そして、死んだはずの俊哉が生きていたことがわかる。最終回、ふたりの将来を考えるならこれまでの人生はリセットすべきだと安岡に言われ、友美は俊哉を呼び出して、さようならと告げる。お金のないシングルマザーに逆戻りしても、安岡と手をつないで歩き出す。

  • 玄理原田冴子役

    化粧品会社で働く女性。夫との子を望むなか、年下の同僚と関係を持ち、妊娠する。

    原田冴子の物語

    妊娠がわかると、夫の悟史は大喜びする。けれど冴子は友人たちに、父親は悟史ではなく、年下の同僚・坂口だと打ち明ける。やがて真実を知った悟史から、離婚届を突きつけられる。自分と結婚すればいいと言う坂口には、あなたは私にはもったいないと答える。腹痛で救急車に運ばれたあと、ひとりでも産む覚悟で離婚届を書き、悟史に差し出すと、別れるなんて無理だと言われる。坂口は大阪への異動を願い出て、冴子は夫とやり直すことになる。

  • 大政絢水島樹里役

    フィットネスジムのトレーナー。恋愛をゲームのように楽しんできたが、女性に本気の恋をする。

    水島樹里の物語

    樹里は婚約者の名字さえ、そがべをそかべと言い間違える。そんな彼女が生まれて初めて本気で恋をする。相手はスタイリストの玲で、ふたりはひそかに会うようになる。冴子の夫に、恋愛をゲームみたいに考えていると言われて傷つく。会いたいという玲には忙しいとごまかし、自分と何が違うのかと尋ねる婚約者には、すべてだと答える。久しぶりに会った玲に好きだと言われると、好きだから苦しい、こんなのは嫌だと泣いて、別れを告げる。友人たちは樹里の初めての失恋を祝う。

  • 杉野遥亮木戸貴志役

    建築を学ぶ大学生。香織が亡き父の愛人だったと疑い、やがて自分も彼女に惹かれる。

  • 篠田麻里子須藤玲役

    レズビアンのスタイリスト。樹里が初めて本気で愛する相手。

この作品が問いかけるもの

『ミストレス〜女たちの秘密〜』は、イギリスの放送局の人気ドラマを日本でリメイクした作品で、四人の女性の秘密を、「生きるとは」「人生の幸せとは」という主題のまわりに集める。作品は、彼女たちが弁解できないことをしてしまうのを隠さない。既婚男性との不倫と、その息子との恋。夫ではない男の子どもを宿すこと。人に隠した恋。そして、その結果から逃がさない。同時に、不倫の背後にあるものにも目を向ける。子どもを持つことへの圧力、夫が消えたあとひとりで子を育てる女性の暮らし、女性が初めて女性を愛すること。中心にあるのは、ひとりの男が自ら命を絶つのを助けたと訴えられる医師だ。どの選択が正しかったのかを、ドラマは彼女たちに代わって決めはしない。残るのは、愛のために守った秘密は優しさなのか、裏切りなのかという問いである。