EN
メニュー

Cinema 月明かりの映画館

乗り換え恋愛

EXchange (Transit Love)

2021–2026リアリティ韓国

465作品の星図のなかで見る

ストーリー

結末まで書いています。

元カップルたちが同居し、元恋人の目の前で新しい相手と恋をする。韓国で最も残酷で、最も正直な恋リア。

『乗り換え恋愛』は、別れたカップルたちをひとつ屋根の下に集める。各シーズン、別れて数か月から数年たった元恋人同士の数組が、誰が誰の元恋人かを明かさないまま、数週間シェアハウスで暮らす。初日は年齢も職業も伏せられ、連絡先の交換は禁止、料理と掃除は当番制、告白以外の感情表現は自由。毎回、気になる相手にメッセージを送り、「元恋人があなたを選びました」や「いいえ」という通知が、家の中の気持ちを浮かび上がらせる。元恋人がほかの誰かを選ぶのを目の当たりにする痛みも含めて。誰と誰が元恋人かが明らかになり、デートが組まれ、最後にそれぞれが選ぶ。元恋人と帰るのか、新しい相手とか、ひとりでか。スタジオではラッパーのサイモン・ドミニク、コメディアンのイ・ヨンジン、俳優のキム・イェウォン、歌手のユラが見守り、語り合う。

第1シーズン(2021年、全15話)の最後、コ・ミニョンは自分を追いかけたユン・ジョングォンではなく元恋人のイ・ジュフィを選び、キム・ボヒョンは3年5か月付き合った元恋人ソン・ホミンではなくクァク・ミンジェを選んだ。コとイは2026年に婚約を発表した。第2シーズン(2022年、全20話)は3組で終わった。イ・ナヨンは元恋人ナム・ヒドゥのもとへ戻り、パク・ナオンはキム・テイを選んだ。元恋人チョン・ギュミンと6年を過ごし、最後まで彼を思って涙を流したソン・ヘウンは、チョン・ヒョンギュを選んだ。ふたりは、このシーズンで生まれた新しいカップルのうち、放送後も交際を続けた唯一の組だったが、2025年に破局が報じられた。演出が交代した第3シーズン(2023〜2024年)も3組。13年付き合ったソン・ダヘと別れたソ・ドンジンがイ・ヘウォンと結ばれ、元恋人同士の2組がよりを戻した。途中から日本の鎌倉・湘南へ舞台を移した第4シーズン(2025〜2026年)では4組が成立し、うち2組は元恋人同士の復縁だった。最終回の時点で、そのうち3組が交際を続けていた。

主な出演

  • サイモン・ドミニクスタジオ出演

    全4シーズンのスタジオに座るラッパー。家の中の選択に反応し、語る。

  • イ・ヨンジンスタジオ出演

    全4シーズンのスタジオ出演者のコメディアン。元恋人たちの物語にコメントを重ねる。

  • キム・イェウォンスタジオ出演

    全4シーズンのスタジオ出演者の俳優、歌手。参加者たちのデートと選択を見守る。

  • ユラスタジオ出演

    ガールズグループ出身の歌手、俳優。全4シーズンでスタジオに出演する。

この作品が問いかけるもの

『乗り換え恋愛』が立脚するのは、恋愛のなかでも最も痛い立ち位置だ。自分が別れた相手、あるいは自分を振った相手が、台所の向こうでほかの誰かに惹かれていくのを見ること。この前提は残酷さを呼び込み、形式はそれを差し出す。それでも番組が社会現象となった理由は、別れたふたりがめったに持てない時間を与えたことにある。数か月、数年の距離をおいて、なぜ終わったのかを語り、相手のいる場所で決めること。2021年には配信サービスの週間視聴で10週連続首位となり、加入者の増加にも大きく貢献した。6年、7年、13年続いた関係が、カメラの前で壊れ、ときに結び直される。愛着と嫉妬、恋しいことと取り戻したいことの違い、そして私的な悲しみを毎週の娯楽に変えることの是非。区切りとは、ふたりで一緒にたどり着けるものなのか。その問いが残る。