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Cinema 月明かりの映画館

わかっていても

Nevertheless,

2021ドラマ・シリーズ韓国

465作品の星図のなかで見る

ストーリー

結末まで書いています。

ダメだとわかっていても惹かれてしまう。蝶のタトゥーの美大生と、欲望の振付。

ホンソ大学で彫刻を学ぶユ・ナビは、恋は捨てたが、デートまでやめたわけではない。美術塾の講師で作家だった恋人は、彼女をモデルにした卑猥な彫刻を無断で発表し、そのうえ別の学生と浮気していた。彼女はもう運命を信じない。そんなとき、同じ学科のパク・ジェオンに出会う。首の後ろに蝶のタトゥーを入れた彼は、誰にでも優しく、気軽に言い寄るが、恋人は面倒だと言い、本心を決して見せない。ふたりは名前のない関係に落ちていく。一緒に過ごす時間、約束のない夜、隠そうともしない他の女性たち。彼はナビの家の前で別の女の子に口づけさえする。親友のオ・ビンナは警告する。ナビはわかっていて、それでも戻ってしまう。

やがて、料理を学び、人気の料理動画を配信している幼なじみのヤン・ドヒョクが戻ってくる。初恋の相手だったナビに、彼はまっすぐ思いを伝え、ジェオンは初めて嫉妬を知る。周りでは友人たちが結ばれていく。ビンナとギュヒョンは、ずっと前からひそかに付き合っていたと打ち明け、同級生のユン・ソルとソ・ジワンも、互いへの思いにたどり着く。

土砂降りの雨の中でひどい喧嘩をしたあと、ナビはジェオンに、目の前から消えてと言う。その後、展示会に出すはずだった彼女の作品が壊されているのが見つかる。ジェオンは修復を手伝うと申し出る。完成したら二度と姿を見せない、という条件で。ふたりは何日も黙々と作業を続け、ぼろぼろの翼を持つ天使を完成させる。彼は何か言いかけて、やめ、去っていく。そして飼っていた蝶を放す。展示会で、教授はナビにパリで学ぶ機会を差し出し、ドヒョクは花束を持って現れる。ナビは彼の気持ちに応えられないことを詫びる。その夜、彼女は天使の前にひとりでいるジェオンを見つける。また傷つくとわかっている、それでも、と彼女は告げる。物語は、手をつないで歩くふたりの姿で終わる。

主な出演

  • ハン・ソヒユ・ナビ役

    自分をモデルにした作品を無断で発表した元恋人に傷ついた彫刻科の学生。恋は捨てても、デートはしたい。

    ユ・ナビの物語

    前の恋人に傷つけられたナビは、もう運命を信じない。そんなとき、恋人は作らない遊び人のジェオンに出会い、名前のない関係に落ちていく。親友ビンナの警告を聞きながらも、彼女は戻ってしまう。幼なじみのドヒョクがまっすぐ思いを寄せると、ジェオンは初めて嫉妬を見せる。雨の中の喧嘩のあと、ナビは彼に消えてと言う。だが展示会の作品が壊されると、終わったら二度と姿を見せないという条件で、彼の手を借りて修復する。展示会で、教授はパリで学ぶ機会を差し出し、ナビはドヒョクに、気持ちに応えられないことを詫びる。その夜、ふたりで直した天使の前にいるジェオンを見つけ、また傷つくとわかっている、それでも、と告げる。ふたりは手をつないで歩いていく。

  • ソン・ガンパク・ジェオン役

    蝶のタトゥーを入れた魅力的な彫刻科の学生。気軽に言い寄り、交際を避け、本心を隠す。

    パク・ジェオンの物語

    ジェオンは蝶を飼い、恋人未満の女性たちに囲まれている。ナビに近づき、優しく、本心を見せないまま名前のない関係に引き込み、ほかの女性とも隠れずに会う。彼女の家の前で別の女の子に口づけさえする。幼なじみのドヒョクがナビにまっすぐ思いを寄せて初めて、彼は嫉妬を見せる。雨の中の喧嘩のあと、消えてと言われる。壊された彼女の作品を直す手伝いを申し出て、終わったら離れると約束し、その約束を守る。黙々と天使を仕上げると、何か言いかけてやめ、去っていく。飼っていた蝶を放し、暗い部屋にこもる。彼がナビを描いたスケッチブックが、彼女の手に渡る。展示会の夜、天使の前にいた彼をナビが見つけ、ふたりは手をつないで歩いていく。

  • チェ・ジョンヒョプヤン・ドヒョク役

    ナビの幼なじみで調理科の学生。人気の料理動画を配信し、初恋の相手ナビに再び思いを寄せる。

  • ヤン・ヘジオ・ビンナ役

    ナビの親友。自分の恋には積極的で男を見る目が鋭く、ジェオンとの関係に警告する。

  • イ・ホジョンユン・ソル役

    才能を高く評価される、人と距離を置くナビの同級生。親友ジワンへの思いを少しずつ認めていく。

  • ユン・ソアソ・ジワン役

    天真爛漫なソルの親友で、ナビの同級生。ソルに惹かれていく。

この作品が問いかけるもの

『わかっていても』は、「わかっているのに」をめぐる恋の物語だ。原題はそのまま「知っているけれど」。ヒロインは、惹かれる男の危うさをひとつ残らず見抜き、言葉にしたうえで、それでも彼を選ぶ。作品は若い女性の欲望を、判断の誤りではなく、それ自体の力として真剣に扱う。そこに面白さがあり、危うさもある。物語は、ナビの身体を同意なく作品にした男から始まり、彼女が自分の身体と時間を自分で決めることを認める。一方で、本心を語らない男との関係の感情的な労力を、すべて彼女に背負わせもする。結末には、若い恋の現実に正直だという評価と、危険信号を恋に仕立てたという批判が並んだ。女性ふたりの恋を、気負わず自然に描いた点も記憶に残る。傷つくとわかっているものを、目を開いたまま選ぶことは自由なのか。その問いが残る。