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Cinema 月明かりの映画館

カリフォルニケーション ある小説家のモテすぎる日常

Californication

2007–2014ドラマ・シリーズアメリカ

465作品の星図のなかで見る

ストーリー

結末まで書いています。

スランプの作家が家族の復縁を望むと言いながらロサンゼルス中と寝る。

ニューヨークの小説家ハンク・ムーディーは、長年のパートナー、カレンを追ってロサンゼルスに移ってきたが、自分の小説が甘ったるいロマンチック・コメディに映画化されて以来、一行も書けずにいる。酒を飲み、見知らぬ女性と寝て、カレンを取り戻したがっているが、彼女は出版人のビルと結婚しようとしていて、12歳の娘ベッカはそのすべてを見ている。第1話、ハンクは書店で若い女性を誘って一夜を過ごし、あとになって彼女がビルの16歳の娘ミアだと知る。それは法の上では強姦にあたる行為で、ミアはそれを種に彼を脅し、やがて彼の新しい原稿を盗んで自分の作品として出版する。カレンの結婚式の日、ベッカを乗せて走り去ろうとするハンクの車に、カレンが披露宴を抜け出して飛び乗る。

だがふたりの復縁は続かない。第2シーズン、ハンクは音楽プロデューサーのルー・アシュビーの伝記を書くが、アシュビーは薬物の過剰摂取で事故死する。カレンはニューヨークの仕事を選び、ハンクはベッカとロサンゼルスに残る。親友でエージェントのチャーリー・ランクルは職を失い、ポルノ業界に迷い込み、コカイン依存の治療を受けている妻マーシーを裏切る。第3シーズン、大学で創作を教えるハンクは、学生、助手、学部長の妻と関係を持つ。その終わりに、ミアが16歳だったときに寝たことをカレンに打ち明け、警官を殴って逮捕される。

第4シーズン、秘密はすべて明るみに出る。ハンクは法定強姦の罪で裁かれて有罪となり、カレンはベッカと新しい恋人を連れて大陸横断の旅に出る。第5シーズンは三年近くあと。保護観察の終わりが近いハンクはニューヨークに住み、俳優に転身したラッパーのために映画の脚本を書く。彼が別れを告げた恋人キャリーは、自ら命を絶ち、ハンクまで道連れにしかける。第6シーズン、依存症の施設に入ったハンクはロックの女神フェイスと恋に落ち、ロックスターのツアーに同行するが、最後には彼女を置いてカレンのもとへ戻る。

最終第7シーズン、ハンクはテレビの刑事ドラマの脚本を書き、存在も知らなかった成人した息子リーヴォンと、その母ジュリアに出会う。ベッカは帰ってきて、結婚すると告げる。最後の場面、ハンクとカレンはふたりでニューヨーク行きの飛行機に乗っている。彼は彼女のために書いた手紙を読み上げる。陽の当たるふたりの日々は、この上なく美しかった、と。

主な出演

  • デイヴィッド・ドゥカヴニーハンク・ムーディー役

    書けなくなった大酒飲みの小説家。誘惑を断れず、カレンを愛することもやめられない。

    ハンク・ムーディーの物語

    ハンクはカレンと娘ベッカを追ってロサンゼルスに来ている。書店で誘って一夜を過ごした若い女性は、カレンの婚約者の16歳の娘ミアだとわかる。法定強姦にあたるその一夜を種に、彼女は彼を脅し、原稿を盗んで自分の作品として出版する。結婚式の日、カレンは彼とともに逃げ出すが、求婚は断ってニューヨークの仕事を選び、彼はベッカと残る。大学で教えながら学生や助手、学部長の妻と関係を持ち、ミアのことをカレンに打ち明けて逮捕され、有罪となる。数年後、別れた恋人の心中の道連れにされかけ、施設とロックツアーを経てカレンのもとへ戻る。存在も知らなかった息子リーヴォンと出会い、最後はニューヨーク行きの機内で、カレンに宛てた手紙を読み上げる。

  • ナターシャ・マケルホーンカレン役

    ハンクの長年のパートナーで娘の母。建築家として、彼抜きの人生を築こうとしては引き戻される。

    カレンの物語

    出版人ビルとの結婚を控えたカレンは、父を亡くしたハンクと一夜を過ごし、式の日には披露宴を抜け出して彼の車に飛び乗る。だが求婚は断り、ニューヨークの仕事を選んで、ベッカを彼に託す。彼の浮気を知ってもなお一家でニューヨークへ移るつもりでいたが、引っ越しの前夜、ミアとのことを打ち明けられ、彼は逮捕される。裁判では彼をかばう言葉を持たず、ベッカと新しい恋人とともに大陸横断の旅に出る。酒をやめられないベイツと結婚して去られ、ハンクを施設へ送る説得に加わる。戻ってきたハンクに見切りをつけようとも考えるが、事故にあったあと、彼とニューヨーク行きの飛行機に乗り、彼の手紙に耳を傾ける。

  • マデリーン・マーティンベッカ役

    ハンクとカレンの利発な娘。物語の始まりでは12歳で、両親の混乱を見ながら大人になる。

  • エヴァン・ハンドラーチャーリー・ランクル役

    ハンクのエージェントで親友。要領の悪い策士で、仕事も結婚も崩れては立て直す。

  • パメラ・アドロンマーシー・ランクル役

    口の悪いチャーリーの妻。のちに離婚し、また妻に戻る。自らもコカイン依存と闘う。

  • マデリーン・ジーマミア役

    ビルの16歳の娘。ハンクは年齢を知らずに彼女と関係を持ち、その罪を彼女は脅しの種にする。

この作品が問いかけるもの

このドラマは、女性たちが抗えない男という幻想を売りにし、その魅力の多くは破滅の華やかさにあった。酒、気の利いた台詞、ロサンゼルスの乱れたベッド。批評家はハンクをブコウスキーになぞらえ、作品もそれを承知していた。だが物語は、冗談として扱い続けることのできない出来事の上に築かれている。第1話でハンクは16歳の少女と寝て、三シーズン後、法定強姦で有罪を宣告される。評決のあと主人公が違って見えたと書いた批評家もいる。この役でゴールデングローブ賞を受けたデイヴィッド・ドゥカヴニーは、性への注目が人物の本質を覆い隠す、カレンと一緒のときの彼はいつも誠実だった、と語る。ひとりの女性への献身は、男がほかの人々にしたことを贖えるのか。ロマンチックな結末は、その問いに、見る者の一部よりも甘い答えを出す。