こんなのみんなイヤ!
Nobody Wants This
ストーリー
結末まで書いています。
セックスと恋愛を語るポッドキャストの司会者が、ラビと恋に落ちる。信仰の違うふたりに、改宗という問いがずっとついてまわるラブコメ。
ロサンゼルスに暮らすジョアンは、神を信じない、歯に衣着せぬ女性だ。妹のモーガンと、セックスと恋愛をめぐるポッドキャストをやっている。友人の食事会で出会ったのは、ユダヤ教のラビのノア。誰もが結婚するものと思っていたユダヤ人の恋人レベッカと別れたばかりで、自分のシナゴーグの主任ラビへの昇進を望んでいる。ふたりはほとんど一瞬で恋に落ちる。
第1シーズンは、ふたりを隔てるものの物語だ。ノアの母ビーナは、ジョアンに息子とは結ばれないと言い放つ。上司が来たユダヤ教のキャンプでは、ユダヤ人でない女性といるところを見られまいと、ジョアンにトーラーの勉強会へ来ないよう頼み、あとで謝って恋人になってほしいと告げる。上司のコーエン師は、ノアを後継者にしたいと言い、ユダヤ人の妻を持つよう勧める。ノアは、自分はユダヤ人の女性と結婚しなければならないと打ち明け、改宗を考えてくれるかと尋ねる。姪ミリアムのバト・ミツバで、ジョアンは改宗すると宣言するが、すぐにまだ準備ができていないと認め、彼が昇進できるよう別れを切り出す。ノアは彼女を追いかけ、キスをする。
第2シーズン、ノアは昇進を逃し、ビーナはそれをジョアンのせいにする。ノアはラビ・ニールが率いる自由で進歩的な会堂テンプル・アハヴァに移るが、その気楽な信仰は自分のものではないと気づく。モーガンはかつてのセラピスト、アンディとの婚約に突き進み、ノアの兄サシャと若くして結婚したエスターは結婚生活に息苦しさを覚えはじめる。ジョアンの母は、ジョアンより先に改宗を決める。部屋を追い出されたジョアンが一緒に住みたいと言うと、ノアは改宗の問題に答えが出るまではと拒む。
モーガンの婚約パーティーで、すべてが崩れる。モーガンは婚約を解消し、エスターはサシャに、一緒にいるままでは自分を立て直せないと告げ、ノアは、ジョアンに別の誰かになれとは言えないと、彼女に別れを告げる。そのあとエスターはジョアンに言う。金曜の夕食も、あたたかさも、おしゃべりも、あなたはもう十分ユダヤ人なのだ、と。ジョアンとノアは互いを探して走り、ロサンゼルス郡立美術館の前に立ち並ぶ街灯のオブジェの下で出会う。ユダヤ人でもそうでなくても、きみは運命の人で、何度でもきみを選ぶとノアは言う。それなら運がいいわね、とジョアンは答える。
主な出演
クリステン・ベルジョアン役
神を信じない、率直すぎるほど率直な恋愛とセックスのポッドキャスター。ラビと恋に落ち、改宗するかどうかを迫られる。
ジョアンの物語
ジョアンはノアと出会ってすぐに恋に落ちる。彼の母ビーナからは、息子とは結ばれないと告げられる。姪のバト・ミツバで改宗すると宣言したものの、まだ準備ができていないと認め、彼の昇進のために身を引こうとする。やがてノアが昇進を逃すと、ビーナに責められてぶつかり、モーガンとも仲たがいし、母が先に改宗を決めるのを見届ける。部屋を追い出されて一緒に住みたいと言うと、改宗に答えが出るまではと拒まれ、今の私を受け入れてほしいと告げる。別れを告げられたあと、エスターに、あなたはもう十分ユダヤ人だと言われ、彼を探して走り出す。美術館の前の街灯の下で、何度でもきみを選ぶと言うノアに、それなら運がいいわね、と答える。
アダム・ブロディノア役
シナゴーグを率いることを望むラビ。自分の共同体にも母親にも受け入れられない女性を愛してしまう。
ノアの物語
ノアは、誰もが結婚すると思っていたレベッカと別れた直後にジョアンと出会い、たちまち恋に落ちる。上司の目を気にして、トーラーの勉強会へ来ないでくれと彼女に頼み、あとで謝って恋人になってほしいと言う。ユダヤ人の女性と結婚しなければならないと打ち明け、改宗を考えてくれるかと尋ねる。彼の昇進のために去ろうとする彼女を追いかけるが、理事会は彼を選ばない。自由な会堂テンプル・アハヴァに移っても、その気楽な信仰は自分のものではないと気づく。改宗に答えが出るまでは一緒に住めないと言い、別の誰かになれとは言えないと、別れを告げる。ひとり街を歩くうちに引き返し、美術館の前の街灯の下で彼女と出会い、何度でもきみを選ぶと告げる。
ジャスティン・ルーペモーガン役
ジョアンの妹でポッドキャストの相方。姉をノアに取られるのを恐れ、かつてのセラピストとの婚約に突き進む。
モーガンの物語
モーガンは、姉ジョアンがノアと恋に落ちると置いていかれるのを恐れる。バーで会ったレベッカから、ノアとはまだ連絡を取り合っていると聞かされて姉に伝えるが、それはレベッカの嘘で、姉妹は口をきかなくなる。友人になったサシャが真相を知らせ、ようやく仲直りする。かつてのセラピストのアンディと付き合い、一緒に暮らし、プリムの祭りで求婚を受ける。長続きしないと言う姉に腹を立て、ポッドキャストを休止する。やはり元患者だったアンディの元恋人に会うと彼を疑いはじめ、サシャと組んで彼の携帯をのぞこうとさえする。婚約パーティーで、母に背中を押されて婚約を解消し、姉に遅れまいと急いでいただけだと認める。
ティモシー・シモンズサシャ役
ノアの兄。妻と娘を大切にする男で、モーガンと思いがけない友情を結ぶ。
ジャッキー・トーンエスター役
サシャの妻。はじめはジョアンに冷たいが、やがて若くして選んだ人生を見つめ直しはじめる。
この作品が問いかけるもの
『こんなのみんなイヤ!』は、ロマンティック・コメディで最も古い障害である家族の反対に、本当の重みを持たせる。ノアにとって信仰は、仕事であり、共同体であり、母親の期待でもある。彼が愛した女性は、性について語ることを仕事にし、特に何も信じていない。作品が問い続けるのは、恋人に何をどこまで求めてよいのか、だ。ノアはユダヤ人の妻を望み、ジョアンはありのままの自分を望まれたい。改宗は幸せな結末としても降伏としても描かれず、彼女自身にしか下せない決断として置かれている。制作者のエリン・フォスターは自分の人生をゆるやかに下敷きにした。ふたりのまわりでは、若くして結婚したエスターや、姉に遅れまいと急ぐモーガンが、手放してきたものを量りはじめる。第1シーズンはエミー賞でコメディ・シリーズ作品賞と主演ふたりの候補になった。