バチェロレッテ・ジャパン
The Bachelorette Japan
ストーリー
結末まで書いています。
薔薇を渡すのは女性。キャリアを持つ女性の“選び方”が毎シーズン世論の的になる。
『バチェロレッテ・ジャパン』は、プライムビデオの『バチェラー・ジャパン』の男女を逆にした恋愛リアリティだ。才色兼備の独身女性ひとりのもとに男性たちが集まり、デートを重ねる旅のなかで、彼女はローズセレモニーのたびに残す人と帰す人を決め、最後のローズを運命の相手に渡す。現地での進行は坂東工、スタジオでは後期シーズンで今田耕司らが見守る。シーズン1は2020年10月、最新のシーズン4は2026年5月に配信された。
シーズン4のバチェロレッテ、平松里菜は26歳のモデル。7歳から20歳までシンガポール、ニューヨーク、イギリスで育ち、3か国語を話し、交際経験はない。シリーズ史上最年少のバチェロレッテだ。14人の男性とはタイのバンコクとパタヤで出会う。オペラ歌手、彫刻家、寿司職人、プロレスラーまで顔ぶれは幅広い。彼女は自分に必要なものをはっきり求める。最初のカクテルパーティーの前にデートを入れること、ひとりひとりと二人きりで話す時間を増やすこと。それでも初日のローズは9本しかなく、5人が去る。旅のテーマは「信頼」。ファーストインプレッションローズは、手づくりの香水を持ってきた男性に渡る。男性たちの手紙に心を動かされ、姉が訪れた場面では、将来を考えられる人がすでに何人かいると語る。最後に残ったのはふたり。いちばん彼女を笑顔にしたのに、気持ちを示すのが遅かった26歳のプロレスラー、安齊勇馬。ゴルフ事業を営み、まっすぐに好きを伝え続けた32歳の山崎至。彼女は、ときめきと安心の両方を感じられる人として、山崎に最後のローズを渡す。
スタジオでの後日談では、石川の山崎と東京の平松が遠距離で交際を続け、連絡の頻度にすれ違いも見せる。山崎は「思いやり」の花言葉をもつトルコキキョウを贈り、愛していると告げる。2026年6月、ふたりは半年あまりの交際を経て別れたと報告した。平松は、もう一度あの旅をやり直せても、変わらず彼を選ぶと綴った。
主な出演
この作品が問いかけるもの
『バチェロレッテ・ジャパン』は、元の形式が男性に与えていた座、大勢のなかから人前で選ぶ側の席に女性を座らせる。4シーズンでその席に着いたのは、化粧品会社を起業した女性、東京大学で航空宇宙工学を学び経済産業省に入った女性、そして交際経験のない26歳のモデルだった。平松里菜はその立場を使って、グループデートではなくひとりひとりと二人きりで向き合う時間を求め、形式そのものを組み替えた。のちに彼女は、自分で何でもできる自立した女性ほどひとりで背負いがちで、長く続く関係には相手に頼りたいという気持ちが要ると語っている。このシーズンは、選択が約束できないものも映す。彼女が選んだ男性は愛していると告げ、半年後にふたりは別れ、それでも彼女はもう一度彼を選ぶと綴った。選択の価値は、続いた長さで測られるのか。その問いが残る。