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Cinema 月明かりの映画館

未来日記

The Future Diary

2021–2022リアリティ日本

465作品の星図のなかで見る

ストーリー

結末まで書いています。

台本の“未来日記”通りにデートする男女。演出された時間から本物の感情は生まれるか。

『未来日記』は、1998年から2002年にかけて日本中で話題になった『ウンナンのホントコ!』の人気企画を、ネットフリックスで復活させたシリーズだ。見知らぬ男女がそれぞれ、ふたりの恋の筋書きが先に書かれた日記を受け取り、その指示には必ず従わなければならない。連絡先は交換できず、会えるのは撮影のときだけ。最後のページにはもう「永遠の別れ」が書かれている。片方にしか渡されない日記もある。スタジオではダイゴが見守る。

2021年12月配信のシーズン1で横浜で出会うのは、沖縄の大学に通う19歳の真愛と、北海道出身で東京で働く24歳の料理人・拓斗。真愛には最初から秘密の日記が渡される。どんなに気持ちが動いても、日記が終わるまで彼に「好き」と伝えてはいけない。クルーズでは、ふたりはおそろいのブレスレットを贈られる。北海道では拓斗が故郷を案内するが、日記がキスの場所に定めたひまわり畑はまだ咲いておらず、満開になる8月にまた来ようと約束する。札幌では拓斗だけの日記が、彼女に初めての雪を見せるため旭岳に登って雪だるまをつくれと命じる。19時の最終バスに間に合わなければ、物語はおしまい。彼は間に合わず、ふたりは別々に泣く。ブレスレットに隠された手がかりが、物語をつなぐ。沖縄の浜辺のたき火の前で拓斗は想いを告げるが、日記に縛られた真愛は、そういう目で見たことはないと答える。

浴衣で臨んだ最後のデートの神社で、ふたりは日記を読み返し、最後の日記がようやく真愛に「大好き」と言わせる。永遠の愛を意味する99輪のひまわりのような花火が上がり、ふたりは日記の通りキスをして別れる。そこへもう一冊の日記が届く。ふたりの愛が本物なら、約束の地で再会する。今度だけは、未来を選べる。真愛は遠距離を恐れる。満開のひまわり畑で拓斗が待ち、真愛はやってくる。最後の日記は白紙だった。ふたりは遠距離で交際を始め、互いの家族にも会った。

2022年5月のシーズン2は三角関係になる。会社員のモカは、バーテンダーのアキミツと医学部生のコウヨウの両方とデートを重ね、男ふたりは友人になる。モカが選ぶのはアキミツ。日記どおりに別れたふたりを、最後の日記を託されたコウヨウが再会させる。

主な出演

  • DAIGO司会

    スタジオ司会。20年前にオリジナル版を見ていたひとりとして、ふたりの恋を見守る。

  • 仲宗根真愛参加者

    沖縄の大学に通う19歳。秘密の日記によって、最後まで拓斗に「好き」と伝えることを禁じられる。

  • 若松拓斗参加者

    北海道出身、東京で働く24歳の料理人。故郷を案内し、先に真愛へ想いを告げる。

  • 津田健次郎ナレーション

    日記の言葉を読み上げ、デートとデートの間のふたりの物語を語る声。

  • サーヤスタジオ出演

    お笑いコンビ・ラランドのひとり。佐藤大樹、鷲見玲奈、夏菜とともにシーズン1のスタジオで見守る。

この作品が問いかけるもの

『未来日記』は、本物らしさを売りにするジャンルに、時代遅れの問いを投げる。指示から始まった気持ちは、本物になりうるのか。オリジナル版は社会現象になり、主題歌のうち3曲がミリオンセラーを記録し、2000年のオリコン年間シングルランキングで1位と2位を占めた。復活版もその逆説をそのまま受け継ぐ。いちばん胸を打つ仕掛けは、恋ではなく抑制だ。真愛は拓斗に「好き」と言うことを禁じられ、シーズンの大半を、まっすぐに想いを告げる相手から気持ちを隠して過ごす。感じていることと、口にしてよいことの隔たりが、そのまま物語になる。恋がどれほどタイミングと許しに左右されるか、言葉がどれほど遅れて届くか。やがて筋書きは尽きる。最後のページは白紙で、書かれなかった唯一の部分は、ふたりが互いを選ぶかどうかだった。