オープン・マリッジ ある夫婦のカタチ
Open Marriage: A Couple's Shape
ストーリー
結末まで書いています。
結婚5年目のセックスレス夫婦が雑誌企画でオープン・マリッジを実践。Netflix Japanで配信中のVシネ官能作。
結婚五年目の専業主婦・綾香と、出版社で女性誌を担当する夫の慎吾は、もう身体を重ねていない。慎吾は妻の誘いを拒み続ける。愛は妻に、セックスはほかの女に、というのが彼の言い分だ。そんなとき、慎吾の雑誌でオープン・マリッジを特集することになる。互いが合意すれば、夫婦のどちらもほかの相手と関係を持てるという結婚の形だ。編集長から体験レポートを求められた慎吾は、綾香を説き伏せる。
慎吾は綾香に、年配のイラストレーターを引き合わせる。どこか薄気味の悪いその男は綾香の性の目覚めを導き、たった一日で目覚めましたね、と告げる。やがて綾香の相手には編集長まで加わり、ある日、帰宅した慎吾は自宅でふたりが一緒にいる場面に出くわす。慎吾にもほかの相手ができ、互いへの嫉妬から生まれた興奮に駆られて、ふたりはふたたび求め合うようになる。セックスレスの日々は終わる。
それでも、こんなふうに暮らすなら結婚している意味はないと、ふたりはついに離婚する。ところが自由になってみると、あの高ぶりは消えてしまう。結婚の外に求めていたものは、結婚があったからこそ存在していたのだ。互いに会いたくなったふたりは家に戻り、夫婦としての愛を確かめ合う。
主な出演
この作品が問いかけるもの
『オープン・マリッジ ある夫婦のカタチ』は低予算の官能オリジナルビデオ作品で、ほとんどアダルトビデオのようだと評した観客も少なくない。それでも、その前提は本物の問いを含んでいる。夫婦の営みが途絶え、夫は愛と性を切り分けている。そこへ、双方が合意すればどちらもほかの相手と寝てよいという、自由に聞こえる取り決めが差し出される。問われるのは、セックスレス、嫉妬と同意、そしてふたりが選んだ取り決めと、片方にだけ都合のよい取り決めとの違いだ。映画の答えは保守的で、このジャンルとしては少し意外でもある。禁じられたものに心が躍ったのは、結婚という枠があったからだった。主演はアダルトビデオ出身の市川まさみ。感想を寄せた観客の何人かは、配信サービスに勧められてこの作品に出会っている。