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Cinema 月明かりの映画館

スキャンダル

Untold Scandal

2003映画韓国

465作品の星図のなかで見る

ストーリー

結末まで書いています。

『危険な関係』を18世紀の朝鮮へ。ヨン様が誘惑者を演じたことに日本が驚いた。

18世紀末の朝鮮。才気と富に恵まれながら子のないチョ夫人は、表向きは貞淑な妻を演じ、陰では愛人を持っている。夫のユ長官は、16歳の娘ソオクを側室に迎えると告げる。チョ夫人は夫への仕返しに、従弟で初恋の相手でもあるチョ・ウォンに、婚礼の前にソオクを身ごもらせてほしいと持ちかける。科挙に受かりながら官職に就かず、春画を描いて女を口説いて暮らすウォンは、簡単すぎると断る。代わりに、亡き夫に9年間貞節を守って烈女門を賜った敬虔な天主教徒の未亡人、チョン・ヒヨンを落としてみせると言う。成功すればチョ夫人がウォンのものになり、失敗すればウォンは出家する。賭けが始まる。

ウォンはヒヨンの信仰の集まりに多額の寄付をし、自分で雇った男たちに彼女を襲わせて助け出してみせ、突き返される手紙を送り続ける。同じころ、手紙の書き方を教えるという口実で、ウォンはソオクに性的虐待を加える。ウォンが諦めて清へ旅立つと告げると、ヒヨンは別れを告げに彼を訪ね、やがて彼の恋人になる。ウォンは褒美を求める手紙をチョ夫人に送るが、チョ夫人はその文面に彼の本気の恋を読み取って拒み、ヒヨンの天主教の集まりが風紀を乱しているという噂を広める。ウォンはヒヨンに、本気ではなかったと冷たく告げる。やつれ果てたヒヨンは、疫病の流行る村で病人の世話を始める。

チョ夫人はソオクになりすまし、ソオクを慕う青年クォン・イノに、ウォンがソオクとヒヨンを弄んだと書き送る。イノからそれを聞いたヒヨンの義弟が、ウォンを襲う。瀕死のウォンは馬でヒヨンのもとへ向かうが、ひと目会うこともできずに息絶える。彼の最後の手紙と、彼が描いた自分の姿を目にしたヒヨンは、ウォンの死を知らされ、自ら命を絶つ。ウォンが描きためた春画はチョ夫人を描いたものとして出回り、チョ夫人は船で都を逃れる。ソオクは、すでに子を宿したまま嫁いでいく。

主な出演

  • ペ・ヨンジュンチョ・ウォン役

    官職に就かず、春画を描いて女を口説いて暮らす両班。貞節な未亡人を賭けの標的にし、本気で恋に落ちる。

    チョ・ウォンの物語

    従姉で初恋の人でもあるチョ夫人から、夫の側室になる16歳のソオクを婚礼前に身ごもらせてほしいと頼まれたウォンは、簡単すぎると断り、代わりに9年間貞節を守ってきた未亡人ヒヨンを落としてみせると賭けに出る。勝てばチョ夫人が彼のものになる。寄付を重ね、自作自演の救出劇を仕組み、突き返される手紙を送り続けるその一方で、手紙の書き方を教えるという口実でソオクに性的虐待を加える。諦めて旅立つと告げると、別れを言いに来たヒヨンは彼の恋人になる。勝利を告げる手紙から、チョ夫人は彼が本気で恋をしたことを読み取る。ウォンはヒヨンに、本気ではなかったと冷たく告げる。ヒヨンの義弟に刺された彼は、ひと目会おうと馬を駆るが、たどり着く前に息絶える。

  • イ・ミスクチョ夫人役

    ウォンの従姉で初恋の人。子のない長官夫人で、自分の境遇への怒りから他人の人生をもてあそぶ。

    チョ夫人の物語

    チョ夫人は女でありながら儒学の経書を修め、表では貞淑な妻を演じ、陰では愛人を持っている。夫のユ長官が16歳の側室を迎えると告げると、婚礼前にその娘を身ごもらせてほしいと従弟のウォンに持ちかけ、彼が未亡人ヒヨンを選ぶと、自分自身を褒美にした賭けにする。勝利を告げる彼の手紙から、彼が本気で恋をしたことを読み取ると、ヒヨンの天主教の集まりが風紀を乱しているという噂を広める。さらにソオクになりすまして、ソオクを慕う青年クォン・イノに、ウォンのしたことを書き送る。イノがそれをヒヨンの義弟に知らせ、ウォンは殺される。ウォンが描きためた春画は彼女を描いたものとして出回り、チョ夫人は船で都を逃れる。

  • チョン・ドヨンチョン・ヒヨン役

    9年間貞節を守り烈女門を賜った敬虔な天主教徒の未亡人。賭けの標的にされ、恋に落ちる。

    チョン・ヒヨンの物語

    ヒヨンは亡き夫に9年間操を立てて烈女門を賜り、天主教の信仰とともに生きている。ウォンの評判を知る彼女は心を閉ざし、届く手紙を突き返し続けるが、彼が諦めて旅立つと告げると、別れを言いに出向き、彼の恋人になる。本気ではなかったと冷たく告げられると、やつれ果て、疫病の流行る村で病人の世話を始める。やがて彼の最後の手紙と、彼が描いた自分の姿を目にし、そのあとで彼の死を知らされて、自ら命を絶つ。

  • イ・ソヨンソオク役

    長官の側室として迎えられる16歳の少女。チョ夫人の復讐のために、ウォンから虐待を受ける。

  • チョ・ヒョンジェクォン・イノ役

    ソオクを慕う青年。ウォンを追いつめるために、チョ夫人に利用される。

この作品が問いかけるもの

『スキャンダル』は『危険な関係』を朝鮮王朝末期に移し、その移植によって原作の刃をいっそう鋭くした。貞節な未亡人に烈女門を与え、世継ぎのために長官が16歳の側室を迎える儒教の社会で、チョ夫人の恋のゲームは、賢い女に許されたただひとつの力だ。そして彼女は、まわりの男たちと同じくらい残酷にそれを使う。映画は彼女の怒りを理解しながら、それを許しはしない。2003年の韓国映画で4番目のヒットとなり、350万人以上の観客を集めた。2004年に公開された日本では、『冬のソナタ』のペ・ヨンジュンが初めて映画で主演し、誘惑者を演じた作品として迎えられた。残るのは、ゲームの代償だ。それを払うのは多くの場合、遊びに加わることに同意していない女たちであり、そのひとりはまだ子どもだった。