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Cinema 月明かりの映画館

ハートストッパー

Heartstopper

2022–2024ドラマ・シリーズイギリス

465作品の星図のなかで見る

ストーリー

結末まで書いています。

二人の男子生徒とアニメの木の葉。配信作品で最も優しいファーストキス。

トゥルハム校のチャーリー・スプリングは前の年にゲイであることを暴露され、それ以来いじめを受けている。人前では彼を無視するベン・ホープとの、秘密の不幸な関係も続けている。新しいクラスで隣の席になったのは、一学年上の優しく人気者のラグビー部員ニック・ネルソンだった。友達になったチャーリーは恋に落ちるが、ニックはストレートだと思い込んでいる。眠るチャーリーの手を握ろうとしたニックは、自分の気持ちに戸惑いはじめる。ベンが無理やりチャーリーにキスをしたときには、ニックが彼を引き離す。パーティーでふたりはキスをするが、ニックは動揺して帰ってしまい、翌日、雨の中チャーリーの家の前に現れる。第1シーズンの終わりまでに、ニックは自分がバイセクシュアルかもしれないと考え、チャーリーはベンの虐待的な仕打ちに立ち向かい、ニックは母親にカミングアウトして受け入れられる。友人たちもそれぞれの道を探している。チャーリーを守ろうとするタオ、女子校に転校したトランスジェンダーのエル、その学校で付き合うタラとダーシー、いつも本を読んでいるアイザック。

第2シーズン、ニックは一歩ずつカミングアウトしていく。友人たちに、パリへの修学旅行のゲームの場で、張りつめた家族の夕食で父親に。その席では自分をいじめてきた兄にも言い返し、最後はインスタグラムで公表する。タオとエルは付き合いはじめ、アイザックは自分がアセクシュアルだと気づき、ダーシーは同性愛を嫌う母親と衝突して家を出る。プロムのあと、チャーリーはいじめのせいで自傷していた過去をニックに打ち明け、帰り道に「愛してる」とメッセージを打つ。

第3シーズンの中心はチャーリーの病だ。彼は浴室のドア越しにその言葉を伝え、ニックも同じ言葉を返す。だがニックは彼が食べていないことに気づいていて、ニックが休暇で離れているあいだに、チャーリーは摂食障害かもしれないと認める。症状は悪化し、再び自傷した彼は入院治療を受け入れ、拒食症と強迫性障害と診断される。12月に家に戻ると、つらい家族のクリスマスやセラピー、ぶり返しを経ながら、ゆっくり回復していく。春、ふたりは初めて結ばれる。アイザックは友人たちにアセクシュアルでアロマンティックだと打ち明け、ダーシーはノンバイナリーだと告げ、タオとエルは愛を伝え合う。最終話、大学を見学したニックは、一学年下でまだ学校に残るチャーリーから何時間も離れた、リーズの大学に惹かれる。タラはオックスフォードではなく一年の猶予を選び、チャーリーの両親は彼がニックの家に泊まることを許す。物語は2026年7月に配信された長編映画で完結した。

主な出演

  • ジョー・ロックチャーリー・スプリング役

    暴露されて以来いじめを受けてきたゲイの男子生徒。隣の席のラグビー部員に恋をし、やがて摂食障害と向き合う。

    チャーリー・スプリングの物語

    チャーリーは、人前では自分を無視するベンとひそかに会っている。関係を終わらせようとするとベンに無理やりキスをされ、ニックがベンを引き離す。ニックに恋をし、キスのあと雨の中を家まで来た彼に、誰にも言わなくていいと伝え、彼が自分のペースで打ち明けていくのを待つ。ベンにも立ち向かう。プロムのあと、いじめのせいで自傷していた過去をニックに打ち明け、夏には愛していると伝える。やがて食べなくなり、否定し、摂食障害かもしれないと認める。再び自傷し、入院治療を受け、拒食症と強迫性障害と診断される。クリスマスまでに家に戻り、セラピーとぶり返しを経て、ゆっくり回復していく。春には、先生たちから生徒代表に推される。

  • キット・コナーニック・ネルソン役

    チャーリーの一学年上の人気者のラグビー部員。自分がバイセクシュアルだと気づき、一人ずつカミングアウトしていく。

    ニック・ネルソンの物語

    ニックは、隣の席になった最初の朝からチャーリーに優しい。ベンから彼を引き離し、やがて自分の気持ちに戸惑いはじめる。初めてのキスのあとは動揺して帰ってしまうが、翌日、雨の中チャーリーの家の前に現れる。自分はバイセクシュアルかもしれないと考え、母親にカミングアウトして受け入れられる。それから一歩ずつ打ち明けていく。友人たちに、パリへの修学旅行で、家族の夕食で父と自分をいじめてきた兄に、そしてインスタグラムで。チャーリーが食べていないことに気づき、両親に話して治療を受けるよう説得する。チャーリーの入院中、パーティーで泣き崩れる。最終話、大学を見学した彼は、チャーリーから何時間も離れたリーズの大学に惹かれる。

  • ウィリアム・ガオタオ・シュー役

    チャーリーを必死に守ろうとする親友。人を失うことを恐れながら、エルに恋をする。

  • ヤスミン・フィニーエル・アラザン役

    女子校に転校したトランスジェンダーの少女。美術学校への進学を決め、タオと恋人になる。

  • コリーナ・ブラウンタラ・ジョーンズ役

    女子校の生徒。ダーシーと公然と付き合い、自分の将来に不安を抱えている。

  • キジー・エッジェルダーシー・オルソン役

    タラの明るい恋人。同性愛を嫌う母の家を出て、自分がノンバイナリーだと気づいていく。

この作品が問いかけるもの

このドラマはクィアの十代に、ありのままでいることが悲劇で終わらない物語を手渡した。批評は性的少数者の若者を温かく肯定的に描いた点を称えた。カミングアウトは一度きりではなく、友人に、父親に、ネットで繰り返される。バイセクシュアルという言葉がきちんと口にされ、仲間には新しい学校に踏み出すトランスジェンダーの少女、アセクシュアルでアロマンティックだと気づく少年、そしてノンバイナリーを自覚していく人物がいる。この人物の筋は、演じたキジー・エッジェルと本人の経験を話し合うなかで生まれたと、原作者アリス・オズマンは語る。成長とともに、物語は甘いだけではなくなる。拒食症、自傷、入院治療を少年の身に起きることとして描き、性を交わす時期を、心の準備と思いやりの問題として扱う。残るのは、支え合うことを学んでいく若者たちの姿だ。