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Cinema 月明かりの映画館

セックス・エデュケーション

Sex Education

2019–2023ドラマ・シリーズイギリス

465作品の星図のなかで見る

Journalでの言及

Journal一度言った「はい」は、借りではない。

ストーリー

結末まで書いています。

セラピストの息子が学校で秘密の性相談所を開く。毎話が、日本の誰かが受け損ねた授業になる。

ムーアデール高校のオーティス・ミルバーンは、セックスセラピストの母ジーンのもとで育ち、性について何でも知っているが、自分では経験がない。校長の息子アダムの悩みを解決したのを見て、頭がよく、貧しく、学校のはみ出し者扱いされているメイヴ・ワイリーは商売を思いつく。オーティスが助言し、メイヴが料金を受け取る秘密の性相談所だ。相談所は繁盛する。オーティスは中絶手術を受けたメイヴを待ち、信仰の篤いガーナとナイジェリア系の家庭に育ったゲイの親友エリックは、誕生日の夜に見知らぬ男たちに暴行される。メイヴは生徒会長のジャクソンと付き合う。シーズン1の終わり、メイヴに恋したオーティスはオーラと付き合い始め、メイヴは弟の薬物の罪をかぶって退学の危機に立つ。エリックと、彼をいじめていたアダムはひそかに関係を持つが、その直後、アダムは軍の学校へ送られる。

シーズン2、クラミジア騒ぎで、学校はジーンに性教育を頼まざるをえなくなる。依存症から回復中のメイヴの母エリンが幼い娘を連れて現れるが、再び薬に手を出し、メイヴは母を通報する。メイヴの親友エイミーはバスの中で性暴力を受け、その傷の深さに少しずつ気づいていく。エリックは転校生ラヒムに惹かれるが、学校のミュージカルの最中にアダムが彼への愛を告白する。オーティスはメイヴに愛していると留守電を残すが、隣人アイザックがそれを消してしまう。

シーズン3、新校長ホープ・ハドンが規律を押しつけ、生徒たちは反発する。ジーンは娘ジョイを産み、父親検査の結果に衝撃を受ける。オーティスとメイヴがようやく結ばれたとき、メイヴにはアメリカの研修プログラムへの道が開け、エイミーが背中を押す。エリックは自分を見失いそうだとアダムと別れ、学校は売却される。

シーズン4、舞台は第六学年カレッジのキャベンディッシュへ移り、オーティスには「オー」と名乗る対抗のセラピストが現れる。母が過剰摂取で亡くなり帰国したメイヴとオーティスは近づき、彼がルビーと過ごした一夜のことでつまずき、ついに愛を伝え合う。洗礼に惹かれたエリックは、自分を受け入れない教会を去る。アダムは新しい友人にバイセクシュアルだと打ち明ける。幼いころ虐待を受けたジーンの妹ジョアンナは、ジーンのラジオ番組でそのことを語る。エイミーとアイザックはやっとキスを交わす。最終話、メイヴはアメリカへ戻り、ふたりは連絡を絶つことにする。オーティスは母とエリックと和解し、胸が張り裂けそうだと認め、メイヴが残した手紙を見つける。

主な出演

  • エイサ・バターフィールドオーティス・ミルバーン役

    セックスセラピストの母に育てられた内気な高校生。学校で秘密の性相談役になる。

    オーティス・ミルバーンの物語

    オーティスは母の本で性の知識だけは豊富だが、経験はない。校長の息子の悩みを解決したことから、メイヴと秘密の相談所を始める。彼女に惹かれながら、メイヴがジャクソンを選ぶとオーラと付き合い、パーティーでは酔ってふたりを侮辱する。愛していると留守電に残した告白は、彼女に届かない。シーズン3でようやく口づけを交わしたとき、メイヴはアメリカの研修へ旅立つことになる。キャベンディッシュでは対抗するセラピストのオーと競い、エリックとも衝突する。母を亡くしたメイヴに寄り添って愛を伝え合うが、彼女はアメリカへ戻り、ふたりは連絡を絶つ。母とエリックと和解した彼は、胸が張り裂けそうだと認め、メイヴが残した手紙を見つける。

  • ジリアン・アンダーソンジーン・ミルバーン役

    オーティスの母で著名なセックスセラピスト。誰にでも率直だが、自分と息子には素直になれないことが多い。

  • エマ・マッキーメイヴ・ワイリー役

    問題を抱えた家庭に育った、聡明で貧しい少女。オーティスと相談所を営み、彼に惹かれていく。

    メイヴ・ワイリーの物語

    メイヴはオーティスの才能に商売を見いだし、料金を受け取る役を引き受ける。オーティスに付き添われて中絶手術を受け、ジャクソンと付き合い、弟の薬物の罪をかぶって学校を追われる。優秀な生徒のための講座で学校に戻り、母エリンと幼い妹を受け入れるが、母がまた薬に手を出したと知って通報し、決して許さないと言われる。オーティスの愛の告白は、隣人アイザックに消されてしまう。シーズン3でオーティスと口づけを交わしたとき、アメリカの研修への道が開け、エイミーに背中を押されて旅立つ。母が過剰摂取で亡くなると帰国して葬儀を出し、オーティスと愛を伝え合う。そして書くためにアメリカへ戻り、ふたりは連絡を絶つと決める。そこへ、出版社から声がかかる。

  • チュティ・ガトゥエリック・エフィオング役

    オーティスの親友で、信仰の篤いガーナとナイジェリア系の家庭に育ったゲイ。自分らしさと信仰の両立を探る。

    エリック・エフィオングの物語

    エリックはオーティスのいちばんの味方だが、誕生日の約束をすっぽかされた夜、仮装のままひとりで帰る途中、見知らぬ男たちに暴行される。しばらくは地味な服で自分を隠して当たり散らし、やがて女装してダンスパーティーに現れる。居残りの教室で、いじめてきたアダムとの喧嘩がひそかな関係に変わり、アダムは軍の学校へ送られる。ラヒムに惹かれるものの、ミュージカルの最中にアダムが愛を告白すると、彼を選ぶ。だがアダムは母に彼を友人としか紹介できず、エリックはナイジェリアで別の男性と口づけする。許されたあとも、自分を見失いそうだと別れを告げる。キャベンディッシュでは洗礼に惹かれるが、ありのままの自分を受け入れない教会を去り、オーティスと仲直りする。

  • コナー・スウィンデルズアダム・グロフ役

    校長の息子。自己嫌悪からいじめを重ねるが、エリックを愛するようになり、それを口にできずに苦しむ。

  • エイミー・ルー・ウッドエイミー・ギブス役

    メイヴの明るい親友。バスで性暴力を受け、時間をかけて自分を取り戻していく。

この作品が問いかけるもの

『セックス・エデュケーション』は、大人たちが教えてこなかった知識を十代がやっと手にする学校を思い描き、真剣になる前にまず笑わせる。扱うのは、授業が飛ばすことだ。同意、中絶、快楽、バスでの性暴力とその長い余波、信仰の篤い家族へのカミングアウト、アセクシュアル、障害、母親の依存症。残したものは実務的でもある。ネットフリックスで初めて性的な場面にインティマシー・コーディネーターを起用した作品で、その撮り方をめぐる議論でたびたび引き合いに出される。ネットフリックスは、配信後ひと月で4000万人を超える視聴が見込まれると発表した。エイミー・ルー・ウッドはシーズン2で英国アカデミー賞テレビ部門を受けた。残る問いは単純で、多くの場所でまだ答えが出ていない。周りの大人が恥じて口を閉ざすとき、誰が若者に性を教えるのか。