セックスライフ・オブ・カレッジガール
The Sex Lives of College Girls
ストーリー
結末まで書いています。
ニューイングランドの大学の4人のルームメイトと、タイトルとためらいがちな現実の落差。
バーモント州のエセックス大学で、18歳の四人が同じ部屋に暮らしはじめる。奨学生で、裕福ではない家から来たまじめで心配性のキンバリー。親の反対を押し切ってコメディの書き手を目指すベラ。上院議員の娘でサッカーの花形選手のホイットニー。裕福でクールなレイトンには秘密がある。レズビアンであることを誰にも明かしていないのだ。
最初の学期、キンバリーは恋人のいるレイトンの兄ニコとひそかに関係を持ち、成績が落ちて試験で不正をし、奨学金を失う。ベラは学内のコメディ雑誌に、性的な行為と引き換えのようにして加わる。自分ともうひとりの書き手がライアンから受けた性的暴行を訴えると、彼は追放される。だが雑誌の体質に見切りをつけた彼女は、仲間の女性ふたりと辞めて自分たちの雑誌を立ち上げる。ホイットニーは妻のいるアシスタントコーチ、ダルトンと関係を持ち、それが明るみに出ると真実を話し、彼は職を失い、彼女は母と和解する。カミングアウトを拒んだレイトンは恋人アリシアを失い、やっとキンバリーに打ち明ける。
感謝祭の休暇が明けると、キンバリーは学費のために卵子を提供する。レイトンは友人たちにカミングアウトし、クラミジアの診断をきっかけに関係を持った相手から公然と暴露されるが、父親にも打ち明け、アリシアのもとへ戻る。ベラはかつての雑誌の好敵手エリックに恋をして失い、自分を優先しすぎて自ら作った雑誌も追われる。年度の終わり、キンバリーはホイットニーの元恋人カナンにキスをし、ホイットニーはそれを見てしまう。
二年目、ホイットニーはキンバリーを許し、レイトンは数学を学ぶためマサチューセッツ工科大学へ移る。部屋には、恋人のそばにいたくて転入してきたのに早々に浮気されるケイシーが加わり、寮の相談役になったベラは、断酒を続けようとする反抗的な新入生テイラーを受け持つ。キンバリーはイーライ、次いでブライアンと付き合う。送った私的な写真を消してほしいという頼みを、ブライアンは大げさだと言いくるめようとするが、キンバリーは友人ライラとともに写真を消させる。ホイットニーはカウンセリングを受けはじめ、休みを認めないコーチに抗議してサッカー部を辞める。最終話、チームメイトたちはコーチの権力の乱用を告発し、キンバリーはヘイトを広める講演者の配信を妨害して逮捕され、イーライが保釈金を払う。テイラーは疎遠だった母に電話をかける。自分がバイセクシュアルだと気づいたベラは、ケイシーのミュージカルの客席で、母の前で女性ヘイリーの手を握り、母は黙って受け入れる。シリーズはこのシーズンで打ち切られた。
主な出演
ポーリーン・シャラメキンバリー役
裕福ではない家から来たまじめな奨学生。エセックスでの居場所を危うくする選択を繰り返してしまう。
キンバリーの物語
エセックスに来てすぐ、キンバリーは恋人に別れを告げられる。恋人のいるレイトンの兄ニコとひそかに関係を持ち、成績が落ち、経済学の試験で不正をして見つかる。退学は免れるが奨学金を失い、両親には隠したまま、学費のために卵子を提供する。学食で働く人たちのストライキでは賃上げに手を貸す。年度の終わりにホイットニーの元恋人カナンにキスをしてそれを見られるが、翌年の秋にホイットニーは彼女を許し、カナンとは友人でいると決める。イーライと付き合ったあと、ブライアンに私的な写真を消してと頼んで大げさだと言いくるめられるが、友人ライラと一緒に消させる。最終話では、ヘイトを広める講演者の配信を止めて逮捕され、イーライが保釈金を払いに来る。
アムリット・カウルベラ役
コメディの書き手志望。性に前向きで、人に好かれたくてたまらず、学内雑誌の性差別と闘う。
ベラの物語
ベラは親の反対を押し切ってコメディの書き手を目指し、性的な行為と引き換えのようにして学内のコメディ雑誌に入る。書き手のライアンから同僚とともに性的暴行を受け、訴えて追放させる。雑誌の体質に見切りをつけ、仲間ふたりと新しい雑誌を立ち上げる。好敵手エリックに恋をするが、インターンの座を狙ってコメディアンと寝て、エリックに去られる。自分ばかりを取り上げさせた記事がもとで、その新しい雑誌からも追われる。寮の相談役として、断酒を続けようとする反抗的な新入生テイラーを受け持つ。ヘイリーとのキスで自分がバイセクシュアルだと気づき、舞台では母の姿を見て言い出せないが、ケイシーのミュージカルの客席で母の前でヘイリーの手を握り、母は黙って受け入れる。
レネー・ラップレイトン役
裕福で心を閉ざしたニューヨーク出身の学生。レズビアンであることを隠し、少しずつルームメイトに心を開く。
レイトンの物語
レイトンは自分の性的指向を尋ねた女の子を置き去りにし、酔って騒いだ罰に女性センターでの奉仕活動を命じられる。そこでアリシアと恋人になるが、カミングアウトを拒んだために去られる。最初にキンバリーに、次にベラとホイットニーに打ち明ける。やがて、クラミジアの診断をきっかけに、関係を持った相手から人前で暴露される。新しい恋人ができ、打ち明けた父からは誇りに思うと言われる。最後にはその恋人とも女子学生クラブとも別れ、アリシアのもとへ戻り、女性センターを救うために3万ドルを寄付する。二年目の初め、アリシアはボストンへ移り、数学の授業は閉講になるが、マサチューセッツ工科大学の課程に合格し、ありのままでいる勇気をくれた友人たちに礼を言って旅立つ。
アリヤ・シャネル・スコットホイットニー役
上院議員の娘でサッカーの花形。妻のいるコーチと関係を持ち、やがて自分の心身を優先することを学ぶ。
ホイットニーの物語
ホイットニーはアシスタントコーチのダルトンと関係を持ち、そのあとで彼に妻がいると知る。別れを告げられ、ヘッドコーチに事情を尋ねられると真実を話し、ダルトンもヘッドコーチも職を失う。母にも打ち明け、ふたりは和解する。その年のうちにカナンと付き合うが、彼の携帯をのぞいて失い、生化学に挑み、母が用意したインターンを断って自分の力で探そうとする。キンバリーがカナンにキスするのを見て部屋を出るが、翌年の秋に彼女を許す。裕福な学生と付き合いながらカナンにもう一度キスをし、膝のけがで注射を打ったあと、カウンセリングを受けはじめる。休みを認めないコーチに抗議してチームを辞め、最終話ではチームメイトたちがコーチの権力の乱用を告発する。
この作品が問いかけるもの
ミンディ・カリングとジャスティン・ノーブルが生んだ『セックスライフ・オブ・カレッジガール』は、題名と登場人物の暮らしの隔たりを笑うコメディだ。初めての性、うまくいかない性、性のない日々、そしてたくさんの心配。冗談の下で作品が繰り返し見つめるのは、18歳の女性たちに力がどう働くかだ。コメディ雑誌では性的な行為が入口になり、ベラの暴行の訴えはまず冷笑で迎えられる。妻のいるコーチが学生と関係を持つ。恋人は、私的な写真を消してほしいという彼女を、大げさだと言いくるめる。一度の失敗も許されない奨学生を通して階級も描き、カミングアウトやバイセクシュアリティを、特別な回ではなく成長の当たり前の一部として扱う。温かさは友情にある。まるで違う四人が、何度でも互いを選び直す。シリーズは3シーズンで、2025年に打ち切られた。