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Cinema 月明かりの映画館

セックス/ライフ

Sex/Life

2021–2023ドラマ・シリーズアメリカ

465作品の星図のなかで見る

ストーリー

結末まで書いています。

郊外の母が元恋人との日々を日記に綴り、夫がそれを読む。第3話のシャワーシーンはミームになった。

ビリー・コネリーは、コロンビア大学での心理学の博士課程とマンハッタンの奔放な暮らしを捨て、コネチカットの郊外の家で、幼い子ども二人と、優しく堅実な投資銀行家の夫クーパーと暮らしている。夫婦の性生活はしぼみ、ビリーは二十代に愛した音楽プロデューサー、ブラッドのことが頭から離れない。彼女はそのすべてを、あからさまな言葉でパソコンに書きつける。日記を見つけたクーパーとのあいだには、何年ぶりかの熱い夜が訪れ、やがて嫉妬が生まれる。彼はジムまでブラッドの後をつけ、日記で読んだことをまねようとして、かなわないと思い知る。ビリーは親友サーシャがブラッドと寝ていたことを知り、ブラッドはまだ愛していると彼女に告げる。

回想は、ビリーとブラッドの過去を語る。のめり込むような恋、彼の残酷さと傷を抱えた家族、失われた妊娠、そして別れたあと、彼女が安定を求めてクーパーを選んだこと。現在のクーパーは上司フランチェスカに誘惑される。郊外のセックス・パーティーで、客の前での行為を拒んだビリーの目の前で、クーパーは隣人トリーナに口での行為をさせ、ビリーは泣きながらそれを見る。そのあと彼は、ビリーに言い寄ったトリーナの夫デヴォンを殴りつける。ブラッドはビリーに求婚するが、彼女は断る。夫婦はやり直そうとし、ビリーは博士課程に戻る。だが息子の学芸会を見ながら、それでは足りないと悟った彼女は、ニューヨークの街を駆けてブラッドの部屋を訪ね、夫とは別れないと告げる。第1シーズンはそこで終わる。

第2シーズンはその続きから始まり、ブラッドは身を引く。モデルの新しい恋人ジジが妊娠しているのだ。ビリーとクーパーは離婚する。クーパーはデヴォンと酒と女に溺れ、酔って車で事故を起こしたのをきっかけに断酒し、昔の恋人エミリーへの求婚を考えるようになる。ビリーはレストラン経営者マジッドと付き合うが、彼が息子ハドソンを見失った日、子どもの居場所を知っていたのはブラッドだった。サーシャは、かつてついていかなかった恋人カムとよりを戻す。ビリーは博士号を取る。サーシャの結婚式でブラッドは、ジジとは別れた、ずっときみだけだったと告げる。物語は、裸足で浜辺の通路を歩いてブラッドと結婚するビリーが、妊娠していると彼に打ち明けるところで終わる。

主な出演

  • サラ・シャヒビリー役

    郊外に暮らす二児の母で、博士課程を離れた元大学院生。捨てたはずの元恋人を書きつづり、求め続ける。

    ビリーの物語

    ブラッドと別れ、安定を求めてクーパーを選んでから何年もたつのに、ビリーは彼との日々を日記に書きつづっている。日記を読んだ夫とのあいだに熱が戻り、やがて嫉妬が生まれる。親友サーシャがブラッドと寝ていたと知り、ブラッドの求婚は断る。セックス・パーティーでは客の前での行為を拒み、隣人トリーナが夫に性的な行為をするのを泣きながら見る。博士課程に戻り、結婚を立て直そうとするが、息子の学芸会を見ながらそれでは足りないと悟り、ブラッドの部屋へ駆けていく。彼には妊娠した恋人がいた。ビリーは離婚し、息子を見失ったマジッドと別れ、博士号を取る。ずっときみだけだったとブラッドに告げられ、裸足で浜辺を歩いて彼と結婚し、妊娠していると打ち明ける。

  • マイク・ヴォーゲルクーパー役

    ビリーの堅実で誠実な夫で投資銀行家。妻の日記を読んだあと、その嫉妬が醜くゆがんでいく。

    クーパーの物語

    クーパーはビリーの日記を見つけ、自分と出会う前に彼女が愛した男のことを読む。何年ぶりかの熱い夜のあと、恥と嫉妬が押し寄せる。ジムまでブラッドをつけ、日記で読んだことをまねようとして、かなわないと思い知る。セックス・パーティーでは客の前で妻に行為を迫り、拒まれると隣人トリーナに性的な行為をさせる。そのあと、妻に言い寄ったデヴォンを殴りつける。自分に闇を植えつけたのは妻だと責め、結婚を立て直そうとするが、ビリーはブラッドのもとへ走る。離婚後はデヴォンと酒と女に溺れ、酔って車で事故を起こす。事故のあと、きみが生涯の人だとビリーに告げるが、酒を断って一か月、昔の恋人エミリーに思いを打ち明け、求婚を考えている。

  • アダム・デモスブラッド役

    ビリーの元恋人で、レコード会社の創業者。魅力と残酷さを行き来しながら、彼女を取り戻そうとする。

    ブラッドの物語

    回想の中のブラッドは、ビリーの二十代をのみ込んだ恋の相手だ。残酷さ、傷を抱えた家族、彼女が失った妊娠、そして別れ。今はビリーの親友サーシャと寝ながら、ビリーにまだ愛していると告げ、詰め寄るクーパーにも引かず、求婚して断られる。ようやく訪ねてきた彼女に、夫とは別れないと言われると、彼は身を引く。新しい恋人ジジが妊娠していたのだ。ジジと結婚するが、まだビリーを想っていると疑う妻に、会うことを禁じられる。ビリーの息子が姿を消した日、公園にいるはずだと気づいたのは彼だった。自分の息子が生まれるころには、ジジとは別れている。サーシャの結婚式で、ずっときみだけだったとビリーに告げ、浜辺で彼女と結婚し、妊娠していると打ち明けられる。

  • マーガレット・オデットサーシャ役

    ビリーの親友で、独身生活を楽しむ心理学の教授。かつての婚約者が戻ってくるまでは。

この作品が問いかけるもの

『セックス/ライフ』は、既婚の母親の欲望を物語の中心に置き、それを罰しない。ビリーは子どもたちも、優しい夫も、そして自分のためにならなかった男との性も欲しい。作品はその欲望を、治すべき危機としてではなく、本物のものとして扱う。ほかの部分の足取りは確かではない。多くの批評は官能的な見せ場ばかりで考えが伴わないと評し、ある批評はビリーの流産の扱いがあまりに軽いと批判した。妻の日記を読んだ夫の嫉妬が、妻を人前で辱めることへ変わっていく過程は、不安が残酷さへと腐っていくさまを最も鋭く描いている。第3話のシャワーの場面は、動画共有アプリで反応動画の波を生んだ。制作者のステイシー・ルーケイザーは、この作品はおとぎ話で、ビリーが欲望の報いを受けないことが大事だったと語っている。配信は2シーズンで打ち切られた。