愛とセックス
Sleeping with Other People
ストーリー
結末まで書いています。
互いに初体験の相手だったセックス依存症の二人が友情を誓う。瓶で教えるマスターベーション講座がこの映画の主張。
2002年、コロンビア大学。学生寮で騒ぎを起こし、警備員につまみ出されそうになったレイニーを、ジェイクという学生が、彼女は自分の客だと言って助ける。レイニーは、ティーチング・アシスタントのマシューに処女を捧げるつもりで寮に来ていた。ジェイクにとってマシューは、世界一退屈な男にしか見えない。ジェイクもまだ経験がないと知ったレイニーは、彼と初めての夜を過ごし、ふたりはそれきり別々の道を行く。
12年後。レイニーは長年の恋人サムに、マシューとの浮気を打ち明けて別れる。医師になったマシューは、別の女性と婚約していた。セラピストに勧められて参加した性依存症の自助グループで、レイニーはジェイクと再会する。彼は誰とも長続きしない男だった。一度だけのデートで互いの悪癖を打ち明けたふたりは、友だちでいようと決め、空気が危うくなったら「ネズミ捕り」という合言葉で止めることにする。
友情はうまくいく。何でも話せる仲になり、周りからは恋人どうしと思われる。やがてジェイクは、レイニーが医学部に戻り、ミシガンへ移るかもしれないと知る。レイニーは子どもの誕生日会で知り合ったクリスと付き合い始め、ジェイクは上司のポーラを誘う。ある夜、レイニーはマシューと身重の妻に出くわし、ジェイクはポーラをレイニーの名で呼んでしまう。その夜を一緒に過ごしたふたりは、互いを愛していることに気づく。それでも、今の関係を壊すのが怖くて何もしない。
レイニーはミシガンへ去り、ジェイクはポーラとの関係に打ちこむ。二か月後のブランチの席で、ジェイクはマシューを見つけ、妻の前で殴りつける。レイニーを「俺の彼女」と呼んだことでポーラに見限られ、彼は逮捕される。警察署から電話をかけたジェイクは、今も愛している、失敗してもいいから一緒になりたいと告げ、レイニーも同じ気持ちだと答える。マシューがジェイクを訴え、どんな和解案もはねつけると、レイニーは、示談に応じなければ浮気のことを妻に話すと彼に迫る。事務所を出たレイニーはジェイクと落ち合い、ふたりは結婚するために駆けだしていく。
主な出演
アリソン・ブリーレイニー役
学生時代に初めてを捧げるつもりだったマシューと、何年も関係を断てずにいる女性。
レイニーの物語
2002年、マシューに処女を捧げるつもりで大学の寮に来たレイニーは、その夜、ジェイクと初めてを分け合う。12年後、マシューとの関係を打ち明けて恋人サムと別れるが、終わらせるつもりで会ったマシューから婚約を聞かされながら、また彼と寝てしまう。性依存症の自助グループでジェイクと再会し、「ネズミ捕り」という合言葉つきの友だちになる。医学部への復学が決まり、クリスと付き合い、身重の妻を連れたマシューに出くわした夜、ジェイクと一夜を過ごすが、踏み出さないまま、彼女はミシガンへ移る。警察署から愛していると電話してきたジェイクに、同じ気持ちだと答える。浮気を妻に話すと迫ってマシューに示談をのませ、ジェイクと結婚するために駆けだしていく。
ジェイソン・サダイキスジェイク役
誰とも長続きしない浮気性の男。大学時代、レイニーと初めての夜を過ごした。
ジェイクの物語
2002年、ジェイクは警備員につまみ出されそうなレイニーを助け、その夜、彼女と初めてを分け合う。12年後、誰にも誠実でいられない彼は、性依存症の自助グループで彼女と再会する。一度のデートで、きみと寝たいと打ち明けるが、ふたりは「ネズミ捕り」という合言葉つきの友だちになる。彼女がクリスと付き合い始めると、上司のポーラと付き合い、ポーラをレイニーの名で呼んでしまう。レイニーと一夜を過ごしても踏み出せず、彼女はミシガンへ去る。二か月後、ブランチの店でマシューを殴り、ポーラの前でレイニーを「俺の彼女」と呼んで見限られ、逮捕される。警察署から、失敗してもいいから一緒になりたいとレイニーに告げ、ふたりは結婚するために駆けだしていく。
アダム・スコットマシュー役
レイニーの大学時代のティーチング・アシスタント。医師になり、婚約していながら彼女との関係を続ける。
アマンダ・ピートポーラ役
ジェイクの上司。レイニーへの思いを振りきろうとするジェイクと付き合う。
この作品が問いかけるもの
『愛とセックス』は、知られることを避けるために性を使ってきたふたりを描くロマンティック・コメディだ。レイニーは婚約者のいる男のもとへ戻り続け、ジェイクは失望するほど長く誰かといることができない。ふたりは性依存症の自助グループで再会する。合言葉つきの友情という設定は、冗談として始まり、やがて本気になる。性によって人を遠ざけてきたふたりが、寝ないと決めることで、はじめて誰かと近づいていくのだ。脚本と監督を手がけたレスリー・ヘッドランドは、長い会話に物語を運ばせ、依存や恥を笑いの種にせず、笑いと隣り合わせに置く。2015年1月のサンダンス映画祭で初上映された。残るのは、友情こそが愛を可能にするのか、それとも愛から隠れる最後の場所にすぎないのか、という問いだ。