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Cinema 月明かりの映画館

アンビリーバブル たった1つの真実

Unbelievable

2019ドラマ・シリーズアメリカ

465作品の星図のなかで見る

ストーリー

結末まで書いています。

虚偽申告で起訴された少女。別の州の二人の刑事が、彼女が真実を語っていたと証明する。

2008年8月、ワシントン州リンウッド。里親家庭を転々として育ち、社会に出る若者向けの支援プログラムで初めてのアパートに暮らすマリー・アドラーが、レイプされたと届け出る。パーカーとプルーイットの両刑事は何度も同じ話を繰り返させ、最後の里親ジュディスが、あの子は前にも気を引こうとしたことがあると口にすると、ふたりは作り話だと決めつけ、訴えを取り下げさせる。マリーはプログラムの職員や友人の信頼を失い、名前はマスコミに漏れ、虚偽の届け出をしたとして起訴される。国選弁護人の取り計らいで、保護観察と罰金の司法取引に応じる。

2011年、コロラド州。ゴールデン署のカレン・デュバル刑事は、警察の捜査の手口を知っているかのような男による女子大学生アンバーのレイプ事件を担当する。ウェストミンスター署のグレース・ラスムッセン刑事も、よく似た事件を追っていた。はじめはぎこちなかったふたりは手を組み、情報を共有しない警察署同士では見えなかった型に気づく。管轄ごとに一度しか犯行に及ばない、用心深い連続強姦犯だ。白いピックアップトラック、疑わしい警察官、いくつもの現場の近くで目撃された車。手がかりはクリストファー・マッカーシーにたどり着く。逮捕した男の家から押収した写真の中に、マリーの姿があった。

そのころマリーは、裁判所に命じられたカウンセリングで、最初の訴えは本当で、撤回させられたのだと打ち明けていた。もう一度やり直せるならと問われ、もっと早く嘘をついて司法から離れる、と答える。

最終話、ラスムッセンは写真をパーカーに送り、パーカーは自分の過ちを悟る。マッカーシーは罪を認め、327年半の禁錮を言い渡される。判決の場では被害に遭った女性たちが陳述し、アンバーは法廷のいちばん後ろで耳を傾ける。マリーは市を訴え、15万ドルと公式の謝罪を受け入れる。買った車で町を出る前、彼女は警察署に立ち寄り、面と向かって謝った人はいないとパーカーに告げる。パーカーは謝り、プルーイットは黙って立っている。もっとちゃんとして、と言い残したマリーは、走り出した車からデュバルに電話をかけ、礼を言う。

主な出演

  • ケイトリン・デヴァーマリー・アドラー役

    里親家庭で育った若い女性。レイプの被害を届け出るが信じてもらえず、虚偽の届け出で起訴される。

    マリー・アドラーの物語

    里親家庭を出た若者のための支援プログラムで初めての部屋に暮らすマリーは、レイプの被害を何度も繰り返し語らされる。最後の里親ジュディスが、前にも気を引こうとしたことがあると話すと、刑事たちは彼女を追い詰め、作り話だったと言わせる。名前は報道に漏れ、友人も離れ、虚偽の届け出で起訴される。司法取引に応じたあと、門限を破ってプログラムを追われる。命じられたカウンセリングで、最初の訴えは本当だったと認め、次はもっと早く嘘をつくと言う。三年後、コロラドの連続強姦犯の家で見つかった写真が、彼女の正しさを証明する。市の和解金を受け入れ、面と向かってパーカーに謝らせ、もっとちゃんとしてと言い残して町を出る。走る車から、デュバルに礼の電話をかける。

  • トニ・コレットグレース・ラスムッセン役

    よく似た事件を追うウェストミンスター署の刑事。デュバルと手を組み、連続強姦犯を追う。

    グレース・ラスムッセンの物語

    ウェストミンスター署の刑事ラスムッセンは、よく似た事件を抱えていたところにデュバルから連絡を受ける。ぎこちない出会いのあと、ふたりは夜通しコロラドの六年分のレイプ事件の記録を洗い、署同士が情報を分け合わないすき間に、管轄ごとに一度しか襲わない犯人が隠れていると気づく。夜の現場を張り込み、司法長官事務所で働く夫スティーヴに、封印された警官の記録を求める。容疑をかけた警官マッシーには正体を見抜かれ、顔に唾を吐きかけられる。現場の近くで目撃された車からクリストファー・マッカーシーにたどり着くと、逮捕の役はデュバルに譲る。押収した写真の中にマリーを見つけ、彼女を信じなかったワシントン州の刑事に、その写真を送る。

  • メリット・ウェヴァーカレン・デュバル役

    ゴールデン署の刑事。一件のレイプ事件の捜査が、コロラド各地に広がる連続犯罪の発見へとつながる。

    カレン・デュバルの物語

    ゴールデン署の刑事デュバルは、警察の捜査の手口を知っているかのような男にレイプされた女子大学生アンバーの事件を担当する。夫のマックスから、ウェストミンスター署に似た事件があると聞き、ラスムッセンに連絡する。夜通し古い記録を洗ううちに、署同士が情報を共有しないことを知る犯人は管轄ごとに一度しか襲わないのだと見抜き、白いピックアップトラックの映像を見つけ、容疑者をひとりずつ消していき、警官の中にまで目を向ける。一度は兄弟の別の男を尾行するが、やがて逮捕の役をラスムッセンに譲られ、捜査官とともにクリス・マッカーシーの犯行を裏づける証拠を見つける。最後に、町を出るマリーから、捕まえてくれてありがとうという電話を受ける。

  • エリック・ランジュパーカー刑事役

    マリーの事件を担当するリンウッド署の刑事。彼女の話を嘘と決めつけ、捜査を打ち切る。

  • エリザベス・マーヴェルジュディス役

    マリーの最後の里親。彼女の話への疑いを口にし、警察の見方を変えてしまう。

  • ダニエル・マクドナルドアンバー役

    ゴールデンに住む女子大学生。彼女が受けたレイプを、デュバルが捜査するところからコロラドの物語が始まる。

この作品が問いかけるもの

『アンビリーバブル たった1つの真実』は、疑うことが人に何をもたらすかを描く。ピュリツァー賞を受けた調査報道の記事が伝えた実際の事件がもとになっており、ふたつの物語が並んで進む。里親の疑いの言葉と何時間もの繰り返しの聴取のすえに、訴えを嘘とされた若い女性。そして、地道で目立たない協力を重ねてそれが真実だと証明した、ふたりの女性刑事。取り調べが人をすり減らして撤回へ追い込むさま、つらい生い立ちが本人に不利な証拠に変えられるさま、警察署同士のすき間に連続強姦犯が隠れうるさまを、作品は見せる。ピーボディ賞を受け、配信から約ひと月でネットフリックスは3200万人超が視聴したと発表した。残る問いは、誰がやったかではない。なぜ彼女を信じた人がこれほど少なかったのか、そして正しかったことに、彼女はどれだけの代償を払ったのか。