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Cinema 月明かりの映画館

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2023ドラマ・シリーズ韓国

465作品の星図のなかで見る

ストーリー

結末まで書いています。

化粧品販売員がインフルエンサーになり、フォロワー数の代償を知る。

裕福に育ったソ・アリは、父の死と家業の破綻で、アメリカの名門大学を中退した。いまはクリーニング店を営む母と暮らし、化粧品の訪問販売をしている。高校の同級生で、いまはインフルエンサーのオ・ミネに誘われ、彼女は「佳賓会」の集まりに顔を出す。表では親友を装い、裏では張り合う、裕福なネット有名人の集団だ。アリの遠慮のなさは、国会議員の娘で文化財団を率いる会のリーダー、ユン・シヒョンと、化粧品会社の社長ハン・ジュンギョンの目を引く。ジュンギョンは彼女に惹かれていく。アリのフォロワーは急増する。匿名のアカウントが会員たちの秘密を流し、アリはそれを使って彼らを追い越していく。

和解のためのクラブの集まりで、薬物が回される。アリは手を出さないが、店の従業員が過剰摂取で倒れるのを目撃する。シヒョンの夫で有力弁護士のチン・テジョンは、その場にいた妹を守るため、死を闇に葬る。アリは自分のブランドを立ち上げる。ミネが事件を漏らすと、テジョンはアリに罪を着せる。正体を尋ねられて腹を立てた匿名アカウントも彼女に背を向け、捏造したやりとりで誹謗中傷をあおる。事業は崩れ、証言しようとしたジュンギョンは、テジョンの手下が仕組んだ事故で瀕死の重傷を負う。アリは姿を消し、死亡と認定される。

数か月後、アリがライブ配信に現れる。コメントに即座に答えながら、会員たちの秘密を、従業員の死も含めて暴いていく。警察が配信元を突き止めると、そこにいたのはアリの友人と弟だった。ふたりはアリの顔を合成していた。アリは生きていて、身を隠してすべてを計画していた。会は崩れる。テジョンの妹は薬物の罪で起訴され、国外へ逃げようとしたミネは友人に密告され、テジョンはジュンギョンが集めた証拠によって、襲撃の首謀者として追い詰められる。最後にアリは、匿名アカウントの主と向き合う。偽の名前を名乗るスパの従業員で、仕事中に会員たちの噂話を聞き集め、羨み、憎み、アリを押し上げ、そして引きずり下ろした女性だった。追い詰められた彼女は自ら命を絶とうとして一命をとりとめ、回復後に罪を問われることになる。回復したジュンギョンは、再びアリのもとへ来る。世間は彼女の復帰を待っている。アリは戻らない。

主な出演

  • パク・ギュヨンソ・アリ役

    化粧品を訪問販売する元令嬢。トップインフルエンサーに上り詰め、やがて誹謗中傷の標的になる。

    ソ・アリの物語

    父の死と家業の破綻で令嬢の暮らしを失ったアリは、同級生に誘われて「佳賓会」に足を踏み入れる。率直な物言いがフォロワーを集め、匿名のアカウントが流す会員たちの秘密を使って、彼女は彼らを追い越していく。クラブの夜、薬物には手を出さないが、従業員の死を目撃し、口止めに従う。やがてテジョンに罪を着せられ、正体を尋ねたことで匿名アカウントにも背かれ、立ち上げたブランドは誹謗中傷のなかで崩れる。ジュンギョンが殺されかけたあと、彼女は死を考え、姿を消して死亡と認定される。身を隠したまま配信を計画して会を崩し、匿名アカウントの主と向き合う。ジュンギョンは再び彼女のもとへ来る。世間は復帰を待つが、アリはネットに戻らない。

  • カン・ミンヒョクハン・ジュンギョン役

    化粧品会社の社長。アリの率直さに惹かれ、証言しようとして命を狙われる。

    ハン・ジュンギョンの物語

    ジュンギョンは出会った夜からアリにまっすぐ思いを寄せ、距離を置かれながらも、彼女のブランドづくりを支える。クラブの夜、従業員が薬物で倒れるのを目の当たりにするが、妹がその場にいたテジョンに後始末を任せる。男が死んだとわかると届け出るよう求め、テジョンが拒むと、自分が証言すると告げる。テジョンの手下が仕組んだ事故で重傷を負い、手術のあと何か月も意識が戻らない。回復を伏せたまま、襲撃を命じたのがテジョンだという証拠を弁護団に集めさせ、警察署で本人に突きつける。そして、生きていたアリのもとへ駆けつけて抱きしめ、もう消えないでほしいと頼む。

  • イ・チョンアユン・シヒョン役

    国会議員の娘で文化財団の理事長。「佳賓会」を率い、チン・テジョンの妻でもある。

  • イ・ドンゴンチン・テジョン役

    シヒョンの夫で大手法律事務所の代表弁護士。クラブでの死を隠し、アリに罪を着せる。

  • チョン・ヒョソンオ・ミネ役

    アリの高校の同級生で「佳賓会」のインフルエンサー。アリをこの世界に招き入れ、やがて追い落としにかかる。

この作品が問いかけるもの

『セレブリティ』が描くのは、注目を奪い合う経済と、その内側で生きる人々に起きることだ。買われたフォロワー、演出された友情、偽物の高級品、誰が数に入るかを決める序列。数枚の捏造画像で、ネットの群衆が崇拝から憎悪へどれほど速く裏返るか。パーティーで働く男が死んだとき、富裕層がどうやって沈黙を買うか。作品はそのどちらにも鋭い。いちばん不穏なのは権力を持つ弁護士ではなく、誰にも気づかれずに働きながら耳を澄ませていたスパの従業員だ。彼女の羨望は、そのまま誹謗中傷の原動力になる。作品はネット上の中傷を、名声の副作用ではなく、人を死に追いつめうる問題として扱う。何千人もの他人に見られながら、誰かに本当に知られることはありうるのか。その問いが残る。