Fair Play/フェアプレー
Fair Play
ストーリー
結末まで書いています。
ヘッジファンドで働く婚約中の二人。彼女が彼の望んだ昇進を得たとき、セックスは安全な場所ではなくなる。
エミリーとルークは、マンハッタンの非情なヘッジファンドで働くアナリストだ。社内恋愛は禁じられているが、ふたりはひそかに愛し合っている。ルークの兄の結婚式で彼が求婚し、エミリーは一瞬ためらってから受け入れる。ポートフォリオ・マネージャーのひとりが解雇されると、後任はルークだという噂を耳にしたエミリーは、彼と祝杯をあげる。ところが深夜、最高経営責任者のキャンベルに呼ばれた彼女は、その地位を自分が与えられると知る。ルークは、おめでとうと言う。
本心ではなかった。出世していくエミリーをよそに、ルークは3000ドルを払って自己主張の講座に通い、君も受けたらどうだと言い、ベッドでは彼女に背を向ける。キャンベルはエミリーに、ルークは役に立たないと漏らす。ルークの勧めた取引に乗ると、ファンドは1500万ドルを失い、キャンベルは彼女をののしる。自分の判断を信じた次の取引は当たり、彼女は57万5000ドルの小切手を受け取る。男性の同僚たちとストリップクラブで飲んで帰った夜から、小切手を見たルークは、体を使って出世したのかと問いつめはじめる。キャンベルに忠誠を誓う大演説をぶったルークは、次のポストがもう埋まっていたと知らされる。酔った彼は海外の投資家へのプレゼンに乱入し、キャンベルを罵倒し、ふたりの関係をぶちまける。
エミリーの母が開いた婚約パーティーで、ルークは両家の前で、彼女が体と引き換えに地位を得たとほのめかす。エミリーは瓶で彼の頭を殴る。浴室まで追ってきた彼との口論はもみ合いになり、ルークは、やめてと言う彼女を無視してレイプする。翌朝、職を守るため、エミリーはキャンベルに、ルークが一方的に執着していただけで交際などしていなかったと告げる。キャンベルは、私生活を職場に持ちこむなとだけ言う。家では、ルークが平然と荷造りをしながら自分の会社を始めると話し、お互い熱くなりすぎただけだと言う。エミリーはナイフを手に取り、彼を切りつける。彼は泣き出し、心から許しを乞う。エミリーは、血を拭いて出ていけと命じる。
主な出演
フィービー・ディネヴァーエミリー役
マンハッタンのヘッジファンドのアナリスト。同僚とひそかに婚約し、彼が得るはずだった昇進を手にする。
エミリーの物語
エミリーとルークは、社内恋愛を禁じるファンドでひそかに愛し合っている。彼が昇進候補だと聞いて祝った夜のあと、キャンベルがその地位を与えたのは彼女だった。ルークの勧める取引でファンドが1500万ドルを失うとキャンベルに罵倒されるが、自分の判断で次の取引を当て、57万5000ドルを手にする。ルークは冷たくなり、体を使って出世したのかと疑いはじめる。プレゼンをぶち壊され、婚約パーティーで辱められた彼女は瓶で彼の頭を殴り、浴室まで追ってきた彼にレイプされる。翌朝、職を守るため、交際などなかったとキャンベルに告げる。お互い熱くなっただけだと言うルークを、彼女はナイフで切りつけ、泣いて心から許しを乞わせると、血を拭いて出ていけと命じる。
オールデン・エアエンライクルーク役
エミリーの婚約者で同僚のアナリスト。彼女が上に立つにつれ、恨みを募らせていく。
ルークの物語
ルークは兄の結婚式でエミリーに求婚し、自分が得るはずだった昇進を彼女が手にすると、よかったねと言う。だが恨みはすぐに顔を出す。3000ドルの自己主張の講座に通い、君も受けたらどうだと言い、ベッドでは背を向け、体を使って出世したのかと問いつめる。彼の取引でファンドは1500万ドルを失い、キャンベルへの忠誠の演説は、ポストがもう埋まっていたという知らせで終わる。酔って投資家へのプレゼンに乱入し、ふたりの関係をぶちまける。婚約パーティーでは、彼女が体と引き換えに地位を得たとほのめかし、浴室で彼女をレイプする。翌日、平然と荷造りをしながら、お互い熱くなっただけだと言う。ナイフで切りつけられると泣き出し、心から許しを乞い、追い出される。
エディ・マーサンキャンベル役
ファンドの最高経営責任者。エミリーを抜擢し、ルークにはとうに見切りをつけている。
この作品が問いかけるもの
女性が男性を追い越して昇進したとき、ふたりの関係に何が起きるのか。この映画はその問いに、きれいな答えを用意しない。ルークの応援は、すねること、足を引っぱること、辱めること、そしてついにはレイプへと変わっていく。映画は、傷ついたプライドが性暴力に至るまでの道筋を、一歩も和らげずにたどる。ふたりを取り巻く職場の描き方も鋭い。男たちの夜の付き合いはストリップクラブで、エミリーは職を守るために自分の恋愛を否定しなければならず、キャンベルは誰の責任かなど関係ないと言い放つ。クロエ・ドモントの長編第1作で、サンダンス映画祭での初上映のあと、争奪戦のすえに配信大手が2000万ドルで権利を得た。残る問いは、ナイフを手にしたエミリーが向き合う問いと同じだ。自分より力を持つ女性に愛されることに、男は耐えられるのか。