実践 · 第六の棚
助けを求めること ― 罪悪感と、秘密と、約束
性の悩みで専門家の助けを求めることに、罪悪感を持つべきなのか。関係の外で、誰にも言わずに求めるなら、どう考えればいいのか。
要点
- 恥は受け継いだもの。罪悪感は、約束についての合図。
- プライバシーと秘密は違う。相手が知ったら約束が破られたと感じるかを問う。
- 流されるのではなく、決めて進む。法律、健康、同意を確かめて。
この手引きは、公開されている研究や資料にもとづく一般的な情報であり、医療上の助言ではありません。医師による監修はまだ受けていません。ご自身のからだ、健康、薬、妊娠や避妊については、医師や薬剤師に相談してください。
罪悪感と恥は、別のもの
恥は「こんなことを必要とする自分はおかしい」と言います。多くは家庭や学校や文化から受け継いだもので、本当のことを教えてくれることはあまりありません。罪悪感は「自分の価値観や、交わした約束に反しているかもしれない」と言います。こちらは耳を傾ける価値のある合図です。
触れられたい、自分のからだの応え方を知りたい、欲望や解放を感じたい。それはふつうの必要で、恥ずべきものではありません。本当に問うべきなのは、その必要の満たし方が、自分の約束と両立しているかどうかです。
助けの種類によって、話は変わる
- 話すこと、治療すること:セックスセラピスト、カウンセラー、婦人科医、骨盤底の理学療法士。これを裏切りと呼ぶ人はほとんどいません。そこで話すことは正当にあなたのもので、多くの場合、最初の一歩としてふさわしい場所です。
- からだに触れる親密なサービス:ここで問われるのは、抽象的な道徳ではなく、パートナーとの間の約束です。
プライバシーと、秘密
プライバシーとは、自分のものを自分の内に持っておくこと。空想、セラピー、内面の暮らし。秘密とは、相手がふたりの約束の一部だと当然考えるはずのことを、隠すことです。
ひとつの試金石があります。「もし相手が知ったら、ふたりで決めた何かが破られたと感じるだろうか」。答えが「はい」なら、それは秘密です。秘密には、たいてい代償があります。距離、見つかることへの怖れ、そして満たしたかった必要が、また戻ってくること。すでに開かれた関係や、話し合って決めた関係なら、あらかじめ許されていることもあります。どこまで伝え合うと決めたかによります。
考えるための順番
- 必要を正確に名づける:義務のない触れ合い、自分のからだを知ること、オーガズム、求められたい気持ち、見てもらいたい気持ち。それぞれ、答えが違います。
- 言葉にして伝えたか:多くの人が、内側ではっきり頼む前に、外に目を向けます。相手は何が足りないのか知らないかもしれません。
- できるなら順番に:パートナーと話す、セラピストやカップルカウンセリング、話し合って決めた取り決め、そして決断。
- 伝えずに進むなら、流されるのではなく、決めて進む:日本では、対価を得ての性交は売春防止法で禁じられており、サービスの内容は大きく異なります。からだの健康を守ること。同意と境界を書面で示す相手を選ぶこと。見つかる可能性も含めて、自分が何と何を引き換えにしているのかに正直であること。
罪悪感が残るとき
残る罪悪感は、情報です。約束がもう暮らしに合っていないので話し合い直す時が来ているのか、それとも秘密が、必要よりも重くなってしまったのか。どちらなのかを、ひとりでセラピストと話して確かめることは、誰にも知られずにできる確かな方法です。
より役に立つ問いは、「こんなことを必要とする私は悪いのか」ではありません。「私は交わした約束に誠実でいるか。そしてその約束は、今の私の暮らしに合っているか」です。
出典と、この手引きの性格
- 研究 臨床や実験の研究に裏づけられ、出典を末尾に示しています。
- 体験 合う人と合わない人がいるもの。約束ではなく、試してみる提案として。
- Tangney, J. P., Stuewig, J. & Mashek, D. J. (2007). Moral emotions and moral behavior. Annual Review of Psychology, 58, 345–372.
- 売春防止法(昭和31年法律第118号)。
この手引きは、私たちが参照できた情報にもとづく一般的な内容です。医療上の助言ではなく、医師の監修を受けていません。ご自身のからだ、健康、薬については、医師に相談してください。
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